ワーケーション

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 リモートワークが一般化しつつある今、ワーケーションというやり方も一般化するべきだと思う。未だに働き方改革が出来ていないと感じる理由の一つは、「時間で社員を管理している」ところ。勤怠管理ソフトが日本にはあるけれど、それが必要なのは、時間給で働いている人だけだと思う。勤怠ソフトを導入してリモートしていたら、どこからだって打刻が出来るし、バケーション先からも打刻が出来る。だから何も意味がないと思う。

この記事では、ワーケーションのデメリットとして労働時間の管理が難しくなるとかいてあるけど、この期に及んでまだ時間で管理しようとしている。体感的に「そのやり方が難しくなった」と感じれば、それは時代に合わないスタイルになっているとおもっていい。次の合うやり方を探せばいいと思う。

もう一つ、

日本では2017年に日本航空JAL)が働き方改革の一環として、「テレワーク・デイ」、「時差Biz」などとともにワーケーションに取り組むことを発表して話題になりました。」

とかいてあるけれど、ワーケーションやリモートワークに取り組もうと検討するのは、もともと生産性を上げられる企業が多い。でも、日本でそれに取り組まなければいけないのは、もともと生産性の悪い中小企業が主であると思う。なので例で大企業を上げた記事や書物やサイトを見る時、一番最初に感じるのは、中小企業の経営者や幹部がこの記事を見た時、まず最初に思うのは「俺達にはできない」とドン引きする姿である。

ドン引きしたその人たちこそが、まさに実行しなければならないのにである。

あるあるかもしれないが、「自己啓発」の書物は、読んで欲しいと思う対象程、読まないもので、読んでいる人は、読まなくてもいずれそのような行動に出ているだろうと思われる人が多い。変わって欲しい人にこそ読んでもらう革新的なシステムが必要かもしれない。

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ワーケーションで1ヶ月出社をしないとする。今であれば、1ヶ月リモートワークで出社しないのはざらになった。正直、コロナがなければ、全国を旅行しながら1ヶ月会社にリモートベースで会議に出席、必要書類はメールで、という仕事の仕方はありだと思う。

その前に、1日8時間労働という管理の仕方を考え直すいい時期だろうと思う。その前に時間管理は知る必要はなくても、時間で拘束せざるを得ない業務もあるかもしれない。

考えて思いつくのは、「受注」をする部署。FAXがPDFベースになったとしても、注文を入力しなければならない。

  1. 顧客が発注数を記入
  2. 受注側が同じ数字を自社システムに入力

ここで同じ作業が2度発生しているし、入力ミスという可能性が1つ増える。これは自社で発注システムを作るか、そういう基幹ソフトを利用して、ECのように

  1. 顧客が発注数を入力
  2. そのまま倉庫へデータ送信

これなら工程を大分省けるようになる。

筆者が昔、テクニカルサポートをしていた際に管理されていた項目は、件数と電話町が長くて何名がサポートへの電話を切ったかだった。受注も拘束時間内に注文を取るという事よりも、その日までに入ってきた翌日配送のものが終わりさえすれば、給料分の働きをしたと言える。早く終わればそれだけ自由時間が増えるという内容であれば、従業員も早く終えるのではないだろうか?

これであれば、遠隔でワケーションであっても、問題なくこなせると思う。

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担当の人がいないと対応が遅れる

このような回答が来る場合は、システムを見直した方がいいと思う。日本でも大きな会社だと、営業マンとサポート業務は別であることが多いと思う。米国では、正直、自分が商品を購入した時の営業の名前など分からない、という印象が強いくらい、購入する人とサポートが分かれている。

別の言い方をすると、問題発生時に営業マンに電話をかけた場合、サポートへ回されるくらい分かれている。だから、顧客管理においては分けるべきである。日本だとどの企業へ行ってもアカウントマネージメントが営業が行うのは分かるが、サポートも営業に来ることが多い。営業マンの仕事の量は多く、実質週末や有給でも自分の電話にかかってくる。

筆者も食品卸で働いていた時、レストランやスーパーのバイヤーは自分達の営業が終わった夜中12過ぎでも忘れないようにと注文を電話に入れてくる。運よく自分が目覚めなかった場合は問題ないが、電話の音や振動に起きるほど、敏感な人もいるだろう。日本は営業マン個人に任せ過ぎている。システムで対応できるよう考え直した方がいい。

そうすれば、リモートワーク、ワーケーションも全て上手くいくと思う。