急ピッチの転職活動

初めての面接は大抵不採用

皆さんそれぞれ、自分の転職活動のパターンがあると思います。

  • 選んで応募する派
  • 数うちゃ当たる戦法派

など。

 

私のパターンは

  1. 数うちゃ当たる
  2. 業界は選ばない
  3. 最初に面接になった企業は必ず不採用
  4. 上手くいったと思えた面接は不通過
  5. ダメだと思った面接は通貨
  6. 最も情熱が込められた面接は不通過

大体こんな感じです。

 

では、1つずつ説明します。

 

数うちゃ当たる戦法

私が転職をするときは、決まって退職金ももらえず

会社都合で給料下げられるか、退職を迫られるかの時しかないので

収入源が絶たれてしまうという真理に基づいています。

 

そのため、決められた期限までに

次の会社を決めておかなければ

生活ができなくなりますので

数うちゃ当たる戦法を使っています。

 

本来であれば、選んで応募する派に自分は入ると思います。

 

今回は、4月20日くらいからエージェントへ依頼はじめ

7月の上旬の時点で

応募企業数 103社

面接企業数 23社

です。

 

私のバックグラウンドは

主に食品飲料、FMCG業界のセールス&マーケティングですが

今回は、比較的テクノロジー系の企業からの

面接が入りました。

 

私のBusiness Development Managerの肩書が

スクリーニングに引っかかったのだろうと思うのと

E-commerceを担当していたので

その需要がかなり多くあったのが理由だと思います。

 

テクノロジー系は、勿論E-commerceではないですが

FMCGや家電系のメーカーは、ほぼE-Commerce Managerで

面接を入れてきました。

 

EC歴は長くないので、どれもだめでしたが

それでも、市場の需要をよく知れた体験でした。

 

また、よくTVで落ち込んでいる人のコメントで

100社全部落ちたし…というコメントを聞くのですが

私は、103社応募して

1社も最終で受かっていません。

 

なので、100社落ちるのは毎転職の度のことなので

社会人になってから今までの不採用は

500社は、超えていると思います。

 

同じ企業に数回落ちてもいます。

 

私は、面接の教科書に書いてあるようなことを言える

器用な人間ではないので、ありのままの自分を受け入れてくれる

企業との「出会い」という、そこに尽きると思います。

 

今回、面接に通過した理由も

CVには書かれていない内容が理由で

面接まで行ったというような流れもあります。

 

なので、どれだけ慎重にCVを書いたとしても

それだけでは、あなたのことは見抜けないわけで

私をCVの時点で不通過とした企業も

私と実際に話してみたら、人としては気に入ってくれるかも

しれないのです。

 

実際に面接に関わった人と話をしたところ

面接をしても分からない、というのが答えです。

 

だから、100社落ちた=あなたがその会社に合わない

 

ということではないので落ち込まない方がいいです。

 

業界は選ばない

業界は、選ばないことにしてます。

 

前提として言っておくと、同じ業界にしていた方が

あなたのスキルはより強く磨かれていることは事実です。

 

しかし、言い換えると、その業界に対して

頭でっかちになってしまい、柔軟性をなくしているのも事実です。

 

柔軟性をなくさないために

広く浅く私はつかるようにしています。

 

知識も経験も浅ければ

その手のプロやプロ並みにできる同僚や部下に任せようとします。

 

一方で、自分でできてしまうと

何でも自分でやってしまい

部下も育たなければ

周りを巻き込むスキルも育ちません。

 

内製化した方がコストが下がると思う企業は多いかもしれませんが

私は、何でも内製化することは反対している人間です。

 

何か作業や製造が必要な時

その「作業」と「製造」のみにコストがかかるならいいですが

内製化をすれば、その場所代、工場なら燃料代、電気代、配送費など

他の要素のコストもかかるわけです。

 

何でもかんでも、自分達でやらなくなった時から

企業は大きくなっていくと思います。

 

それと同じで、私は広く浅い経験の中で

知識だけを蓄え、大体のやり方まで身につけますが

知識を除き、プロと呼ばれるまでは身につけません。

 

そこは、その手のプロに任せた運営をしたいからです。

 

プロに任せると、概ね、完成させてくれますよね。

自分でやると、失敗もありますから

最終的に出来上がらないこともあります。

 

でも、会社のミッションは、完成形を

期限までに遂行することなので

外注した人に完成形を納品してもらう方が

確実だと思います。

 

中小企業では、予算がないためにそこができないと

いう上司がよくいますが、その予算が捻出できないなら

今のままですよ。

 

だって、それ以外の予算は捻出しているんですから。

 

もう一つの理由は、ある一つの業界で成功を収めた人は

他の業界や会社に行っても成功を収められます。

 

ビル・ゲイツは、マイクロソフトで大成しましたが

私が思うに、彼はどの企業へ行っても

成功を収めたと思いますよ。

 

たまたまマイクロソフトだっただけです。

 

スティーブ・ジョブズだって

アップル以外も起業し

アップルほどの成功は

収めてはいないかもしれないですが

長く続けていたら成功した可能性はあります。

 

PIXARだって私は成功していると思います。

 

全ては、マインドセットの在り方に尽きると思います。

 

最初に面接が入った企業は不採用

これは、知り合いを通した面接でない限りは

採用されたことはないですね。

 

面接は、1社目は久しぶりの面接で慣れておらず

失敗している印象があります。

 

この失敗を何社か繰り返していくうちに

どんなふうに切替したらいいのかとか言う感覚を

覚えてきて、後半になるにつれてそれが上手に言えるようになる

という感じですかね。

 

それから、日系企業の面接は

転職回数の時点でほぼ実現しません。

 

とはいっても、転職回数が多い高校時代の知人は

日系企業でもうまく渡り歩いていますから

あくまでも転職回数で不通過は

適当にあしらわれた結果だと思います。

 

毎回ですが、就職や転職活動で

最終採用通知を貰った企業を選ぶってことは

人生で一度もありません。

 

1つしか受からないからです。

 

そんな経験ある人もいるかと思いますが

だからといって、沢山受かった人が有能かどうかは

その企業に入ってみなければ分からないことです。

 

恐らく正直なところ

色々と受かる人は

CVの時点で、スクリーニング引っかかるポイントが書かれてある

面接で論理的な話の流れができる

シンプルに要点を分かりやすく伝えることができる

 

というような能力は確かに備わっていると思います。

 

大事なのは、その会社がその有能な人材の秘めた才能を

引き出すことができるか否か

だと思います。

 

どのような仕事をどのようにさせるか

により、その人の才能は開花もするし死ぬこともあります。

 

逆に前職では、評判は散々だったけれど

新しいところではメディアに取り上げ書籍も出版するほど

大成したという方もいらっしゃいます。

 

前職も名の知れた立派な大企業でしたから

決して会社が悪いわけでもなく

その人材が悪いわけでもないと思います。

 

ただマッチングが企業のやり方と合わなかった

というだけだと思います。

 

だからこそ、不採用、不通過で落ち込まないで欲しいです。

 

面接がうまくいったと思う企業は不通過

自分の手ごたえで、上手くいったと思ったことは

何度もありますが、面白いくらいに不通過です。

 

どこかダメだったのかというのは企業はあまり教えてくれませんから

どこを直したらいいのかって分からないですよね。

 

でも相手も、完璧に説明できるほどの

致命的な落ち度があなたにあるということは

ないと思います。

 

あくまでも印象や心に響く何かがないだけだと思うんですよ

 

プロ志向のミュージシャンで

技術やパフォーマンスはかなりうまいのに

プロになれない人ってたくさんいますよね。

 

私は、ずっとプロを目指して音楽をアメリカでしていましたが

矛盾しますが、このままではプロになれないと

心の中で感じていて、やはり芽は出ませんでした。

 

プロでなくても全然良くて

歌唱力はそこそこ、でも聞いていて普通に上手い人でも

誰かのために歌っていたりしている人の方が

心に響くものがあります。

 

そんな感じて、なんとなくうちの文化に合わない気がする

とかそういう理由もあると思いますよ。

 

でも、不採用の理由で

残念ながら、弊社の企業文化に合わなそうな雰囲気なので

今回は不採用となります、とお手紙書けないですしね。

 

だからこそ、不採用通知は気にせず、次の応募へ希望を託すべきです。

 

面接が上手くいかなかったと思う企業で採用

これも未だにあります。

 

今回、初めて最終選考まで行ったのが

最初の人事面接で全く上手くいったとは思えなかった例でした。

 

また日本帰国後に採用となった最初の企業での

社長面接も絶対不採用と思ったくらいに上手くいかなかった。

 

でも相手は、逆にとらえていて

いい候補者が来たという反応として

リクルーターに話していたとのこと。

 

とにかく、自分の感情が面接での自分の話し方や

内容へもかなり左右しますので、面接に勝つためにも

メンタルを強くすることをお勧めします。

 

私のように、毎回転職の本当の理由が

会社のパワハラだったり、報復人事だったり

の場合は、正直にその理由を説明できません。

別の嘘ではない理由を話すことが多いです。

 

私が今まで採用を手にした企業は

退職理由を聞かなかった企業は多いです。

 

ここまで退職理由や転職回数を気にするのは

日本くらいだとリクルーターはよく言ってます。

 

アメリカも勿論、転職だらけの経歴に不信は抱かないと言えば

嘘になりますが、せいぜい5回くらいの転職は普通だと

コンサル会社のパートナーの方が言っていました。

 

といいながら、上手くいったという思うときに

通過することもありますので

最終的な結論は、自分がどういう感想や感触を抱いても

結果は誰にも分からないということです。

 

なので、1つ終えたら、その結果を待たずに

次の面接を入れることに全力を注ぐことをお勧めします。

 

最も情熱を込めた企業には不採用

これは、経験ある人意外といるんじゃないかなと思っています。

 

私は、アメリカ時代にとある企業のマーケティングが好きで

個人的に色々と研究をしました。

 

その企業へのパッションは、かなり熱かったと思います。

 

何度も書類選考で落ちた企業ですが

あるとき、面接が決まり、マーケティングのマネージャー職で

面接を受けましたが、不採用でした。

 

企業の募集要項には、情熱がある方など書かれてあったりします。

素人的にその企業に対して情熱があることは

企業にとって嬉しいことでもあると思うんですが

 

私は、個人的に、情熱がそこそこぐらいの方が

社員としては上手くいく気がするのです。

 

要は、その企業お宅になっている人だと

逆にそこにいられればなんでもやる

という人である可能性も捨てきれなく

そうなると、仕事ができない可能性も高いと思います。

 

後は、情熱がありすぎると

冷静な判断がつかないときありますよね。

 

例えば、自分のブランドのサンプリングを

個人的に大好きなバンドがでるフェスの会場で

スポンサーとして行うという企画があった場合

バンドが見たいという思いが先行して

この企画を通そうという行動に出てしまいがちではないですか?

 

そういう個人的な理由なしで

企画の有効性を判断するのが仕事ですが

情熱がありすぎることで

冷静な判断ができないときがあります。

 

働く場所は、好きな仕事ではないというのは

普通ですので、もっとドライに

この部署のこの役職は、こういう役割をこなせるかどうか

というドライな考えていいと思います。

 

情熱をもって企業をすごく溺愛しても

急に解雇されることはザラです。

 

会社を恨むのではなく、それが会社という場所です。

社員を守るためには、まず会社が生きている必要があるわけです。

 

社員を守ったが故に会社が倒産したら

それは社員を守らなかったということと同じです。

 

なので、情熱がありすぎるところは

情熱を保てるように、消費者の立場で向き合った方がいいと思います。

 

以上が私の転職活動で培った個人的な知見です。

 

転職活動のアドバイスが書籍やリクルーターから出ています。

その内容は、確かに本当だと思います。

 

ただ本当ということと、その人のスタイルに合うかどうかは

別物です。

 

書籍などのアドバイスに、違和感を持ったのであれば

自分のやり方を通してもいいと思います。

 

結局、内定を取るために、自分を多少繕って入社しても

入ってから、その繕いを解けずに精神的にしんどいと思います。

 

ありのままの自分を受け入れてくれることが

一番、精神衛生面でもいいと思いますし

必ず、どこかの誰かとマッチするはずではあります。

 

長い年月がかかるかもしれませんが

諦めずにまずは面接になるところまで頑張ってみて下さい。