伝えた短所がそのまま不採用の理由に

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弱点の開示

採用面接で弱みを聞かれた時に気を付けること、という記事はよくありますよね。

 

今回の転職活動で、この質問の回答が不採用へとつながったのかなと思う瞬間が

あったので共有します。

 

弱点の開示は、相手は聞いておきたいし

候補者はできれば言いたくないという気持ちがあると思います。

 

弱点が先方が求めている人物にとって採用決断の致命傷になるだろうし

そもそも、弱点を完璧に克服できた人っていないと考えるからです。

 

例えば、職責の中で苦手な分野があったとします。

その分野の業績が悪いのを上司に指摘された人は多々いるでしょう。

 

しかし、苦手だったものが普通レベルになる人はいても

得意になる人はいないような気がします。

 

もっと、そもそも論に立つと

できないことを克服するまで会社は待ってくれないような気がします。

 

克服の最中にできる人に任せるようになり

また克服できていないから、結局上司が手直しを入れて

エクゼキューションすることで、結果その人の業績ではなく

手を入れた上司による仕事ぶりにしかならないからです。

 

私は、部下一人を管理していましたが

そもそも苦手なんだろうな思えるところは

すぐに察知できます。

 

恐らく、多くの上司の方は、そういう瞬間を経験していると思います。

 

できていないところを集中して指摘し続けるとき

恐らく1%の上司は、苦手意識を持った部下の心を掴み取ることができ

苦手だったことも自分から気づいて実践できるようになった人もいると思います。

 

でも大方、イラついて怒ってしまうのが関の山なのではないでしょうか?

 

私は、そうなる前に、そもそも、チームに関わる部下の

苦手な部分を忘れることにしています。

 

忘れたのち、得意とするところと、嫌がらずにできる業務の中で

業績を伸ばせる可能性を探るようにしています。

 

実際のところ、社会人を始めてから今に至るまで

苦手だったところは、未だに気が進まないですし

やる気になるような業務は

イコールいつも成功するわけではないですが

少なくとも最後までやり遂げて形に残すことができます。

 

形にならないままになるよりかは

多少不格好でも、最終着地点に到達させることの方が

重要だと思っています。

 

今回、転職活動中に弱みや苦労した点を聞かれたことが

何度かありました。

 

そして、必ずその直後に、どのように克服されたかを聞かれました。

 

この質問に対して、私は物申したいのですが

克服した前提で聞いてくるところです。

 

どう克服できたかが次の質問と分かっているならば

克服できたものを選んで話します。

 

弱点の中に、未だ克服できていないものは沢山あります。

 

今回も伝えた弱みは、克服できて今までした。

寧ろ過渡期ですが、弱みと克服で比較すると

まだ弱みの割合の方が大部分を占めています。

 

昨日受けた面接の結果が、昨晩の遅くに入っており

今朝がた確認しましたが

まさに私が話した弱点の部分が不採用の決め手になった理由の

大部分を占めてました。

 

というより、そのことしか書かれていませんでした。

 

結果的に私のその弱点が入社後に企業文化に対して

自分がマッチしていないという違和感に直結すると思うので

不採用になってよかったことなのですが

敢えて文章で読むと、やっぱそこか...とすごく凹みます。

 

なぜなら、冒頭で述べたように

弱点を完全に克服できている人って少ないからです。

 

私の持論ですが

「弱点は克服したわけではなく

得意分野が増えたか神レベル並みに開花されたことで

弱みの割合が小さくなったことで

弱点がない人のように見えるようになった」

というのが私が経験で得たFACTだと思います。

 

人間は、知らず知らずに、自分自身をブランディングしていきます。

 

良く見せようとすれば

やれば必ず失敗することはしないようになるのが

一番の早道です。

 

全戦全勝のボクサーになりたいのであれば

負けるかもしれないという試合を全て辞退するのです。

 

勝てる勝負と分かっているものだけ受けて立てば

全戦全勝のボクサーになれます。

 

所謂、エリートの方々は、それが上手なんだと思います。

最初から自分の弱点を熟知していて、そこには踏み込まない

得意とするところにのみ踏み込むことで

その道のプロに見えるようにしているんだと思います。

 

天職の度に気づかされるのは

まさに不採用の理由となった自分の特徴です。

 

逆にいうと、そこに触れない人に

出会うまで、この転職活動は終わらないということです。

 

転職は人との出会いのマッチングと同じ

転職の面接を多く受けてきた人は

恐らく同じことを思っていると思います。

 

出会い系のマッチングアプリ

恋愛相手を対象にしたものが多いですが

転職面接も、それに似たものがあると思います。

 

恋愛対象のマッチングアプリ

あった相手とマッチングすれば

即目的は成立しますよね。

 

転職の面接は1次面接の面接官と

驚く程、馬が合ったとしても

2次面接の方との温度差は真逆で

そこで面接は終わった

 

なんてことはZaraに起こりますよね。

 

今回もそんなことは何度もありました。

 

1つ目のパターン

1次面接がHiring ManagerでVice Presidentレベルの入社後の直属の上司

2、3次面接はどちらかという消化試合。

最終面接は、会う前に採用プロセス終~~了~~

1~3次までの方は採用にポジティブでしたが

そのすべての内容を聞いて

最終の社長がどうしても譲れない個所が一つあったようで

そのこだわりの末、終了

 

2つ目のパターン

人事がかなりの人格者

こちらに対する扱い方も上手で、私のポテンシャルを

存分に引き出してくれたコミュ力の高い人物。

2次面接のHiring Managerは、その人事とは温度差が真逆。

最初から冷めているような反応

こちらが話していても、途中割って入ってきたり

その会社にしか分からない略語を使いまくる

終始一貫してトップダウン

面接中盤から、もう無理だなあここ

という思いで終了。採用プロセスもそこで終了

 

3つめのパターン

終始、参加している全てが失礼

私一人に対し、相手が3人というリモート面接がありました。

とにかく3人とも失礼な態度。

一人が遅れて入ってきたのですが

その方が入ってくるまでの5分間

中国語で面接官同士が話をしている。

私は、オンラインのままなので、そこにいて

分からない言語を聞いている。

面接開始後も、こちらが話をしていても

途中で遮る感じ。

 

別の例では、相手が3人

途中で一人が次の会議に出席しないといけないということで

抜けることになるのですが

出席者の一人が、面接なんだからそれはダメだよ、と本気モード

抜ける方も、こういうやり取りは慣れてそうで

「いや、これは出なきゃいけないやつだから、もう行きます」

と強引に面接を後にしました。

その激しいやり取りを、私は見るしかなく

面接のプロセスそこで終了しました。

 

色々なパターンが垣間見られました。

 

その中でも、やっぱり最終まで行ったのは、

こちらが伝えたくない事実が回答になるであろう質問を

振ってこなかった企業です。

 

言い換えると、その回答を採用において

重要視していない企業というと正解に近いかと思います。

 

しかも、そこは5回の面接プロセスがありましたが

5人ともに、聞いてこなかったということです。

 

この偶然の一致がないと採用まで結びつかないのが

転職面接の難しいところ

 

特に、装うことが下手な人は

転職活動も苦労すると思います。

 

私は、嘘が付けないタイプなので

全てを正直に伝えます。

 

別の言い方をすれば

自分のありのままを受け入れてくれないと

入社後お互いにとってやりずらくなるのを

避けられません。

 

だからこそ、転職活動は苦労してでも

できるだけ、ありのままの自分を受け入れてくれるところとの

マッチングを探すことをお勧めいたします。

 

第一希望は生涯叶わず

まだ私の生涯は終えてはいませんが

初めての受験から数えて

第一希望に通ったことが一度もありません。

 

今までの転職活動でもそうでしたが

今回も既に第一希望は不採用になっています。

 

いつの頃からか

拾う神を大事にするようになりましたが

その中にも、捨てる神はいるものです。

 

それを繰り返して生きていく運命なのかと

今では開き直っています。

 

ただビジョンだけは捨てずにいます。

 

こうなりたい

 

という姿だけは捨てずにいます。

 

幸い、小さなビジョンは

一つずつ叶ってきています。

 

生物の成長と同じで

人間も含め、生き物が翌日急に身長が格段に伸びていたら

何かの以上だと思います。

 

株価も同じで急激に上がった銘柄

急激に下がります。

 

会社の成長も同じです。

 

上司によっては

あなたの役職の成長を極端に期待する人がいます。

 

しかし、あなたも人間。

成長には時間がかかるものです。

 

期待値は、株価同様、外から見ている人間が

勝手に期待値を上げているだけなのです。

 

あなたが他人や上司に、期待以上に成長していないから

がっかりだと言われようが、採用時と比較して

成長はしているのです。

 

その成長を見守れない企業は

将来必ず衰退をするでしょう。

 

株価の上昇は、上がり下がりの繰り返して

結局俯瞰してみると、上がり基調と見えますよね。

 

会社でのパフォーマンスも同じです。

上がるときもあれば、下がるときもあります。

でも、俯瞰で10年20年を見たら、こんなに成長を遂げました

となればいいと思うのです。

 

でも、外資系は特に、この下がり基調の時を利用して

人を切り、人件費を浮かせたり、リフレッシュさせたりします。

アメリカでは、会社の意のままに解雇は許されています。

 

経営者となれば、それも企業が存続するためには

必要な事でしょう。

ですが、会社全体が強い集団に育っているかと言えば

そうはなっていないと思います。

 

成長した人は、自分から去るか、切られるかのどちらかです。

 

逆に残っている人が強いかどうかでいうと

社内では強く、外部にさらされると極端に弱いです。

 

威勢を保つには、社内に残るしかありません。

 

これが世の常かと

 

会社都合で解雇されることは

納得いかない人も多いかと思いますが

新たな出会いをするいいチャンスです。

 

そうなったときに、周りを見ていると

自分の会社がどれだけよかったか

または悪かったのかが一目瞭然で分かります。

 

とにかく、多くの企業と面接をする機会を持ちましょう。

 

そして、不採用になった理由をできるだけ聞き出し

真摯に受け止め、次の面接へと活かしましょう。

 

それが、あなたの人生を最終的に明るくしてくれる糧だと思います。

 

落ちることは、あなたに何かが足りないと思いがちですが

そうではなく、ベストな出会いがまだ表れていないということ。

 

出会いは一生ものです。

軽はずみにどこかに飛び込むよりも

受け入れてくれない人が多い中で

ようやく受け入れてくれたところの方が

あなたらしさを分かってもらえるだろうし

あなたの社会人生活も

より充実したものになると思いますので

諦めないでください。

 

今のところ本日で150社応募したことになりました。

37社と1度は面接を行っています。

活動を開始したのが4月初頭。

現在8月がちょうど終わりました。

 

ほぼ4ヶ月の勝率は0%です。

打率は0.267

 

めげそうになった人に

少しでも勇気を与えられれば

それが私の喜びです。