あまりに連絡がないもんで

外資系転職のエージェント経由で応募した後

なしの礫のような音信不通を経験した人は

多くいるでしょう。

 

基本的には、進んだ案件の時しか連絡をしてきません。

まだ経験が浅い人であれば、丁寧に不通過でも

連絡くれる人もいますが、そうでない限りは

連絡がないので、

 

  • 応募したのか分からない
  • 応募して書類選考で不通過になったが理由が知りたい

という思いを感じた人は沢山いるでしょう。

 

今日も、超久しぶりに連絡をしてきた人で

アップデートがあるという連絡。

 

通常、その方は、アップデートがあるというときは

新しい案件を紹介する時が多い。

 

面接が入るときは、大体1週間以内には連絡が来るからだ。

 

まず、本日の会話は

「以前、XXXという会社を紹介して応募したのを覚えていますか」

 

という内容で

「う~ん、多分…」

という私の返し。

 

「面接が入りました。まずはおめでとう」

の返し。

 

「…あっ、ありがとう…(なんのポジションだったかな)」

とまだ頭の整理ができていない。

 

エージェントは

「もしよければ候補日を後でメールで送ってください」

というので、

「今ここで答えてもいいですか」

と応募の記憶も遠いにもかかわらず、面接には超前向きな自分がいる。

 

もし面接が入れば2日後の午前中だ。

 

JDを貰ったかどうかといえば貰っていない。そこで

「役職は何でしたっけ?」

と聞くと、エージェントも

「多分、量販店担当の営業だと思うけど、今の時点ではオープンポジション」

と本当なのかどうか分からない回答。

 

別の言い方をすると、募集要項が手元にないということ。

 

外資系経由の案件では、こういうJD(ジョブディスクリプション)が

ないというのはたまにあります。

 

急に空きができたか、新しいポジションを作ることになったかで

JDが完成するのを待つ前に、エージェントに探し始めてもらう

 

そんな感じなのかなと。

 

よく知られた会社であれば

企業研究もネットで調べれば沢山出てきます。

 

しかし、スタートアップで特に日本での一人目を探そうとしている場合は

海外のサイトを見るしかないわけです。

 

ただ、海外でやっていることを

全てそのまま日本でできるわけではないので

実際は、どんな人材を探していて

どこまでを当面の目標に進めていくのかを事前に知りたく

その上で、自分がどこまで貢献できるかを話す場が

面接だと思っています。

 

JDがない場合は、求めているものがはっきりしないため

その場で直接聞くことが多く、正直言うと

自分の経歴をまとめて記憶しておく以外は

ぶっつけ本番感は否めません。

 

スタートアップでも

既に国内に入って数年が経過している場合は

国内の公式サイトを見るよりかは

誰かのブログやプレスリリースなどを確認して

何をやっているのかを確認するようにしています。

 

今回は現時点で41件の面接を受けることができましたが

それでも決まらない厳しい戦いを強いられています。

ただ言えるのは、どんな質問にもパニックにならなくなるくらい

肝が据わりました。

 

落としたいなら落としてくれ、くらいの気持ちになっています。

 

一つには、自分の知見の深い分野への応募が少ないこと

新しい領域からの面接は多いけれども

その領域の経験がないため、一次面接で見送りのケースが多い。

 

例えば、無形商材のサブスクモデル法人営業は経験しているものの

SaaSの経験がない、ということでお見送りは多かったです。

 

あとはECの担当を3年半してきたけれど

先方はもっと長い経験を求めていること

 

新規事業推進の人を求めて実際にチームで動いてきたけれど

直接量販店のバイヤーとの交渉に携わっていないこと

 

などなど、先方が求める外せないところを

外しているというのが見送りが多い理由なのかと

 

これは、実際にフィードバックを貰っていないので

というかもらえないので仮説でしかないんですけどね。

 

あとは、面接の時点で企業文化がマッチしなかったという。

 

しっくりこない企業ほど先に進む

これはあるあるかもしれないですが

自分の中で、いまいちピンと来ていない企業ほど

面接のプロセスが先に進むことが多いです。

 

私の場合は、ハイヤリングマネージャーと馬が合わなそうな雰囲気の時

自分の中では、これは恐らくダメだろうと感じていた案件が

最終面接まで進んだというもの。

 

今までの経験で言うと、転職活動で複数受かって

そこからベストを選んで入社したことは

一度もありません。

 

お見送りされ続けた後、最初に内定をもらったところに

入社をしています。

 

こういう場合は、時間的制約がある場合が多いです。

 

例えば、既に会社からは、最終在籍日を言い渡されていたり

減給までの日が近づいているなど

 

そのため、腑に落ちなくとも、そこに決めて入ることで

年収を何とか上げて次へ進むことができたわけです。

 

しかし、直感で腑に落ちないことがあると

入社してから、闇に気づかされます。

 

  • 入社後、毎月一人は退職する
  • 社内のいじめ文化を目の当たりにする
  • 新人を放置しっぱなし、2週間で退職する
  • 新入社員に入社日にドタキャンされる
  • 従業員を解雇するために雇われた部長がひどい辞めさせ方をしたのを目の当たりにし、次の標的が自分だった

などとにかくそういうことを目の当たりにすることが多い。

 

上場していない中小企業はやりたい放題なので

気を付けた方がいいですが

海外本部が上場していて日本は上場していないという例も

上場していない中小企業と同じ環境であることは

多かった印象です。

 

転職は忍耐力が必要なマッチング作業ですので

見送りされたからといって気に病むのはやめましょう。

 

あなたにとってベストな人達ではないことが分かっただけでも

儲けもんです。