施策のスピードは海外には勝てない日本

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とにかく革新が速いのが海外企業の特徴だ。技術力は日本も決して負けていないと思うが、モノ作りも、結局は人の感情や情熱がもとになって出来上がる。

自動運転やリニアに関しても、日本人にはノウハウも技術もあっただろう。しかし、はリニアはハイパーループには絶対に抜かれるし、完全自動運転もテスラには確実に先を越される。

しかし、運転をしていて日本車の方が安心と思えてしまうのは、日本の技術力故だと思うが、日本の企業で何社も働いて共通するのは、競合が先を越そうという時に、先を越させる企業が多い。

営業マンとして様々なチャンスがあったが、上司の決裁はNO。勿論、やらないことも戦略のうちだが、先を越させて、予算は未達でを毎月のように繰り返してきた。予算があっても、面倒くさいことはやらない、が日本の特徴だ。決して、戦略的な「やらない経営」ではない。

筆者は、飛行機や車での出張よりも、新幹線での出張が一番好きだ。なぜなら、

  1. セキュリティチェックがない
  2. 当日、チケットを購入して、そのまま指定席に座れる
  3. 移動中に仕事を進められる
  4. 新幹線の席は飛行機より広い

以上の理由で新幹線の方が好きだ。また新幹線の駅は基本的に開けているので、大抵どんな用も足せる。強いて言えば、秋田新幹線は在来を使っているので、到着先に何もないことはよくある。それ以外は、大抵いい駅だ。

もし自動運転が普通になったら、車の形も変わってくるんだろうなと思う。公共の交通機関も自動運転が普通になるだろうし、ゆりかもめとかも無人運転だ。あのような交通機関が増えるのだろうと思う。

特にパンデミックの際に大江戸線の運転手が感染したというニュースがあったが、そのような事態を避けることが出来る。

自家用車や社用車の場合は、いざという時のためにマニュアル運転に運転手はスタンバイしておかなければいけないから仕事は出来ないが、渋滞時のストレス等はかなり軽減できる。

それからかなり期待しているのは、輸送コストだ。最近は、ドライバー不足が深刻な問題になっている。トラックの輸送が自動運転になれば、かなり輸送コストを下げられる。

またバスやタクシーは必ず運転手がいらなくなるだろう。バスの運転は自動になって欲しい。タクシーは、丁寧に接してくれるドライバーが増えたが、バスの運転手は、態度が横柄なのが本当にイライラする。こちらも聞きたくはないが、地元住民ではないから分からない場合は、運転手に聞くことも多い。その時の態度が非常に横柄な場合が多い。

後は、飛行機がもしまだ残り続けるなら、飛行機も自動になれるだろう。

イーロンマスクは、戻ってくるロケットエンジンを何度も失敗しながらも成功させた。特定の場所に着地させることができた実績があるのなら、飛行機も可能だろう。

あと、個人的に一人乗りの自転車に代わる乗り物で、自動運転できる乗り物が出来るといいなと思っている。自動車だと駐車場が必要だが、例えば、家から駅まで行くとか、駐輪場はあるが駐車場はない職場で徒歩で15分の距離のところに数分でつけるような小さな自動車のようなものを誰か開発して欲しい。

正直、アメリカだと都市部のあるNYCやDCとかしか使えないかもしれないが、日本も含め自転車を活用しているアジア諸国であれば、需要がありそうな気もする。

いずれにしても、日本にその技術があっても、

  1. 企業のスピードが遅い
  2. 行政の動きも遅い

この2点において、外国の方が作りそうであるが、現時点で出ていないのなら、需要がそこまでないのかもしれない。でも、確実に同じアイデアを考えている人は既にいるはずなので期待はしたい。

子育てと社員の成長

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子育ても社員の教育も非常に似ているものがあるというのが筆者の持論です。上司や親の出来は、子供や社員の直近か先の未来の成長どちらかに良いか悪いかの影響を及ぼすと思っている。

親や上司がしっかりしているケース

ここでいう「しっかりしている」の定義は、上司や親が代わりにやってしまう、できてしまうケースを指します。このケースは、子供も社員も成長過程では、いわゆる「常識的な子供や社員」として成長していき、世間的には「よくできた方、または子供」と言われたりしていることが多いと思う。

親や上司のいいことを見ながら育つので、見よう見まねで成長を重ねていく。これがいいか悪いかは、受け側の考え方次第。

親や上司がしっかりしていないケース

ここでいう「しっかりしていない」の定義は、親であれば、最悪の場合はネグレクト、通常の場合は、「あまり子供に関わっていない」というケースを想定する。

以前、何かの記事で、幼稚園児と保育園児の違いは何か?という調査に応えていた幼児教育関係の人の回答を読んだことがある。

幼稚園児は、「一般的なことがしっかりできるけれど、精神面では弱い」というイメージで、保育園児は「勉強やタスクに関して、全体的にばらつきがあるが、精神的に強いイメージ」という回答だった。

保育園児と幼稚園児だと、親から離れている時間に差がある。そこが圧倒的な違いだと思う。親と離れている時間が長いからこそ、いなくてもいいような環境に慣れて育っていくのかなと感じている。

筆者は、兄がおり、兄は幼稚園、筆者は、最初は幼稚園で、その後保育園を2年ほど経験している。兄との違いは、上述の通り精神力。

兄は、アカデミックの出来が良かったわけではないが、本番に強く、受験も到底いけなそうな高い偏差値のところでも、なぜか本番では合格するという偉業を高校で成し遂げる。

大学は、相応の偏差値の大学へ行くが、そこでは学部首席で卒業する。その後、就職活動では、いくつも受けることなく、すぐに内定をもらった。

転職は4回したが、2回目に行った会社が結果的に一番長い。3番目に行った会社では、すぐに精神を病み、2回目の会社から戻ってきたらポジションあるよ、と言われ戻った。そこで長期に亘り就労をしている。

その企業でも結局は、顧客の理不尽なクレーム処理がきっかけで精神を病む。その後、家庭の事情でさらに精神の病み度は重くなった。幸い2個目の企業は、精神を患っていることを理解した上で雇い続けてくれた。それは、何度も表彰されるほどの業績を収めていたからである。

ところが、その企業が買収されたことを機にレイオフの対象になり長期に亘り働き続けたその企業を退職することになった。

もちろん、次の会社はすぐに決まったが、精神が病んでいるため、1~2ヶ月ほどで自分から退職をした。

一度、しんどい、ってどういう状態なの?って聞いたことがある。回答は、「恐怖」とのこと。「どんな恐怖なの?」と聞くと

  1. なんかざわざわする(まるで雑音を聞くような感じ)
  2. 自分がこうしたら、相手はこう反応するのだろうか?その反応が恐怖

正直2に関しては、営業マンだったら誰でもありそうな気もする。寧ろ、怒られることが常の営業マンなので、それが鬱と診断されるじょうたいなんだ、と不思議に思った。もしこれが鬱なら、鬱と診断されていない鬱状態の人は、人口の80%くらいいるんじゃないかなと思う。

夫婦間で同様に思っている人もいるし、子供でも親や教師や友人に対して恐怖を感じているだろうし。

一方、筆者は、挫折ばかりの人生だった。

所謂受験や就職、転職などの転機では、確実に悪い方の結果が出る。

高校受験は、希望するところは全て落ち、ぎりぎり進学校とされて公立へ進学

大学受験は、現役時代は全て不合格

一浪でも、全て不合格

勉強ばかりしていてこの結果だったので、母が「あなたって、頭良くないのかなあ」とぼそりと心配そうにつぶやいたことがある。あれだけ勉強していて、結果全て不合格っていうのが考えられないくらい勉強してたわよと。

ここで、人生の転機が訪れる。

父の勧めで米国へ留学することを勧められた。それが2月。まだ第一希望の合格発表前だったが、「恐らく不合格だよ。日本で認められなかったんだから、海外を見てみよう。幸い英語は凄い出来るんだから」

そこで大学に関して調査を開始し5月には渡米をしていた。実に早い決断だった。

確かに英語には自信があったが、会話やリスニングは全くだった。渡米後の学生寮の手続きでは、英語が通じず、鍵を貰うのも四苦八苦だった。

米国での試練は、退学の警告を受けたことだ。あと3学期中に成績を一定レベルまで上げないと自動的に退学だというもの。そこで美術やダンスといった必修ではない科目でEasy Aが取れる科目を取った。これが見事に全てA。これが成績を上げるいい機会となり、無事に卒業を迎えた。

就職にあたり、次の試練が訪れる。秋に米国で行われる留学生向けの就職面接会で、これもまた全滅。その年の冬休みに東京で実施されるものにも参加し、これも全滅。夏にもあったが、その前に卒業を迎えてしまう。

そこで思い切ってアメリカに残る決断をした。アメリカで仕事を探しが、就労ビザをサポートしてくれる企業に全く恵まれない。このビザがないというだけで全て門前払いを受けた。

運よく、大使館でビザをサポートしてくれる(Aビザ)という話があり面接を受けたら受かった。Aビザは、半永久的に更新が出来るのである意味永住権に近い。こんないい話はない、と当時思って働いていた。

しかし、ここでも新たな試練が訪れる。外務省からの指示で、永住権を持っていない人の雇用が止められたのだ。当時は、911のテロもあった時期でもあったので、そういうのも懸念材料にあったのかもしれない。上司からは、不本意だが他を探してもらいたいと告げられ、退職をした。

ちょっとラッキーだったのは、ここで拾う神が現れた。大使館の中には、外務省が支援している世界各国にある日本人学校の事務所があった。簡単に言うと、現地校を週末借りて、日本の教科書を使用して、駐在の子供たちが帰国後、問題なく日本の授業についていけるようにサポートする学校である。大学を卒業さえしていれば誰でも教える資格を得られ、筆者もそこに入れてもらえたのだ。勿論、ビザのサポートもしてくれた。

ここは週末しかない仕事なので、同時に平日の仕事を探したが、見つかるまで1年半かかった。その間は、友人の家に居候状態だった。

平日の仕事は、現地のゲーム開発会社。なんとこちらが弁護士を雇う側だったが、ビザのサポートに前向きだった。その時の弁護士も良心的で、支払いを分割にしてくれた。晴れて平日の仕事を手に入れ、安定した仕事につけたのも、大学を卒業してから実に4年が経過していた。

この会社で暫く経験を積み上を目指そうと考えていた。自分もゲームが好きだったからだ。3年目が始まったころ、買収の話が舞い込んできた。大手ゲーム会社がその会社を買収するというのだ。

オーナー企業だったが、200人ほどの従業員がいる、それなりの規模の会社だった。当時注目されていたオンラインのRPGゲームの開発をしていた会社で、大企業がまだそのノウハウを十分に把握できていなかった時代。手っ取り早く中小を買取り、将来のリスクごと刈り取ろうという計算だったと思う。

社員の懸念通り、必要としていたのは、ゲームのタイトルと一部のプログラマーや技術者だけ。予想通りに筆者が働いていたサポート部署は、買収側のサポートチームが担うことになり完全に解散。そこで筆者の退職が決まった。

当時は、もう結婚もしていたので、何でもいいから仕事を見つける必要があった。そこで見つけたのが、食品卸の営業だ。

この仕事がきっかけで、筆者の今のポジションがあることになる。

大学を2000年に卒業して実に7年が経過していた。この仕事からあまり会社には恵まれず、不遇の年月を2013年まで経験した。その間に、離婚も経験、アメリカを引き上げる、パワハラを受ける、など様々だ。

2013年を機に日本へ帰国。年齢も37歳に達していた。そこから現職にいたるまで4回転職している。現職は9個目の企業となる。もう転職の数が多いと履歴書を受け取らない日本の企業など怖くない。どれだけ蹴られようが、雇う企業はある、というのがFACTだ。勿論、どれもが優良企業とはかぎらないが。

もう100社なんてとうに蹴られている。応募が出来なくなるほど、応募して不採用を貰ってきている。負け癖というよりは、不採用が気にならないようになった。

よく採用されるために、こうした方がいいという記事を読むが、結局、その内容が、自分に合わないものだと、採用されてからボロがでて、結局会社には入ずらくなる。譲れないところは、絶対に譲らない転職活動が何よりも大事だ。

もう一度いうが、必ず採用してくれるところが現れる。

このように、挫折を繰り返すと、挫折は日常になり、痛みも軽症で済むようになる。帰国してからもパワハラも何度も受けたし、レイオフに近く自主退職まで追い詰められたことも何度もある。結局、企業はそういうものだ。存続を犠牲には出来ない。社員を救うことは極論出来ないのだ。

だから、そういう時期が来た場合、退職を打診された場合は、企業はあなたを必要としないと決断したととり、次の動きを出来るだけ早くとることが重要となる。

正直、挫折を何度も味わい、次のスタートが直ぐに切れるようになったとはいえ、挫折を感じた時の落ち込みは深い。言い換えると、寝れば忘れられるような度胸が備わっただけだ。

筆者は次男坊だが、長男と比較して、親から手をかけてもらった経験は少ない。兄も面倒見がよかったから、子供だけで成長していったようなものだ。学校のことに親もかかわったことはないし、勉強を教えてもらったことも父から何度かあっただけで、遊んだ経験もない。

記憶に残っているのは、父が関わらない分、母は何とか関わろうとはしてくれた。しかし、当時の貧乏な生活の中では、共働きで母も働きづめだった。

要点は、ここ。

当時、子供に与えたくても、与えるものが何もなかった。与えたものを子供が拒否しても、代替品があるわけでもなく、諦めるしかなかった。だから、子供は自分で考えるようになる。

きちんとした子育てをしない、というのは決して怠けろ、と言っているわけではない。ないものを無理して手に入れて子供に与えても、子供にとってはそれほど重要ではない。手にした時点で喜びMAXになるだけで、貰ったしなものや経験に感謝する程の価値を求めてはいないのだ。

寧ろ、きちんとした子育てに拘り、出来ない自分に自己嫌悪を感じ鬱やノイローゼになる方が良くない。親の精神的健康を保っておくことが、子供にとっては必要な要素だ。

子供が言うことを聞かないのは、子供に信頼されている証拠。もし子供が恐怖で支配されていれば、言うことは聞くかもしれないが、親に対しては不安しか抱いていない。大人もそうで、わがままを言う人は、その相手がわがままを聞いてくれるという信頼感を抱いている。知らない人には、わがままを遠慮するものだ。

また子供が自分に対してわがままばかりを言っているからと言って、外でも同じようにふるまっているとは限らない。同様に、家で振る舞いがいいからと言って、外で振る舞いがいいとも限らない。全く別物だ。

家で行儀のよい子供がなぜその態度をとっているかは、親も考えるべきだ。子供は、元来、わがままで、言うことを聞かない、好き勝手なことをいい、身勝手で純粋が故に残酷であるのが普通であり、それが子供らしい振る舞いである。

もし、そういう振る舞いが全くなく、口数も少なく行儀が良すぎると感じた時は、親の厳しさが度を越えている可能性を疑った方がいい。

筆者は、教員もしていたことがあるので、子供の本当の姿と、親によって演じている偽りの姿を多く見てきた。行儀がいいことに親は鼻高々だが、そう思っていられるのは、子供が親に逆らっても適わない年齢の時だけである。

ひとたびその年齢を過ぎれば、親はもう匙を投げるはずである。しかし、その時に考え直しても遅いのだ。子供は親が叶えられなかった夢を叶えるロボットではない。親の持つDNA+環境の影響の範疇でしか能力を発揮できないものである。自分のDNA以上のものを子供に託すのは残酷である。子供は必ず潰れる。

社員も同じである。自分が見せられないことを求めるのは残酷だ。もともとできる人であれば問題はないが、もともとできなかった上に上司も出来ないのに、口だけでただやれというのは無責任というものだ。

冒頭で述べた親がしっかりしているケースの場合、その影響が成人後にやってくる。親を見習い、順風満帆にとんとん拍子で人生の階段を上ってきた人は、一度の挫折の深さが地獄にいるように感じ、何で自分だけがこんな思いをという考え方をするものである。

それは、何でも吸収できる時期に、人生の辛い部分を経験させてやれなかった親の責任でもある。勝てる試合しかしてきていないボクサーが、勝てるかどうか分からない試合を受けなければならない時の不安といったらないだろう。初の負けから立ち直るのは難しい。

だから、親であっても、それはできない、という中途半端さが子供を逆にプラスにもマイナスにも人生に陥ったときに対応できる人間になることでしょう。

育児家庭には助かるリモートワーク

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通勤時間や子どもの送迎時間が短縮できたことにより他の人と同じだけ時間を使えるようになって、普段から効率的に仕事をしていたスタイルを存分に発揮できている」

これは全くその通りで、既に子供が成人している家庭では、暇だと思うこともあるかもしれないリモートワークだが、幼稚園前の0~3歳の子供がいる家で、共働きをしていて一方が出社して一方が在宅の場合、子供を見ていないといけないので、仕事の半分は育児と家事になることも多い。

預ければいいだろうという人もいるかもしれないが、夫しか働いていない場合で、保育園が全て定員満杯の地域に住んでいると、なかなか自分には回ってこない。筆者の家では、もともと専業主婦をしてもらっていたが、筆者が在宅の機会に妻には敢えて仕事を始めてもらった。

今のうちに働く実績をつけておけば、保育に預けたい時に有利になるからだ。

上述したように、子供が起きてきてからだと在宅ワークに集中が出来ないので、

朝早く起きてやれる仕事のルーティンをこなす。

  妻が起きてきて子供たちの朝食を作り仕事の準備をする

  子供が起きてくる(8時くらい)

  子供の朝食、シャワー、着替えを済ませる

  妻は仕事へ

  子供が一旦遊びモードになって自分達の世界に浸る

ここで一度仕事に戻れる

  子供が遊びに飽きるか眠くなると筆者にまとわりついてくる

  子供抱っこしながらなんとか寝かしつけるか、寝ない場合は掃除を始める

  部屋をかたずけ、掃除機、床拭きを軽く済ませる

  洗濯がある時は、洗濯機を回し余裕があれば干す

  子供が寝た場合は、

ここで一度仕事に戻れる時間が出来る。

また、ここで妻が帰宅

これが15時くらいだ。ここから仕事を本格的に始める。

基本的にリモート会議などは15時以降に入れてもらうようにしている。Globalとの電話会議は17時が多いので問題ない。

なので集中できる時間は、早朝の子供が起きてくる前か、15時以降の僅かス時間しかない。

数字に慎重にならなければならないレポート作成や売上予測等の計算は、必ずこの2時間以内に終わらせるようにしている。

部下への電話も大体、この数時間にかけるようにするか、妻が仕事でなく家にいる時には、早い段階で仕事に就けるので、その日を利用して電話をかける。

コロナになり在宅になったことは筆者の望み通りだった。在宅をしていると、自分が何もしていなくなる時間に対して、強い罪悪感を感じるようになる。でも、今振り返っても、仕事内容は通勤していたころと変わっていない。ということは、通勤していただけに過ぎないということだ。

いつもリモートワークの記事を読むと、部下の評価がしにくい、いつも見ているわけではないから、というような記事が目立つが、通勤していたとしても、その部下と密着する時間などないと思う。定期的に進捗を聞く程度だろうと思うが、なぜ顔を見ないと出来ないのかが理解できない。

電話で進捗を聞くこともあるでしょうに。それと何が違うのかが分からない。

そもそも顔を見ないと評価ができないというのは、自分が管理できない人物であることを公言しているようなものだ。

例えば、あなたがグローバル企業で海外支店の外国人部下を評価するとしよう。その人は、日本に定期的に通勤に来ることはない。離れていながらにして、その人がやったことに対して評価をしなければならない。それがリモートワークだ。日本にいながらにして米国の部下の評価を出来ない理由を、顔が見えないから評価できませんと社長にいうわけはないのだから、顔が見えないことを評価しにくい理由には出来ないと思う。

顔が見えていても、やったことに対して評価しているのは変わらない。

テレワークで必要なスキル

  1. 時間自律性高く働く
  2. 現状を発信できる
  3. チームで働く
  4. 対面にこだわらない

「自律性」

リモートワークになったことで、育児家事もしなければならない環境になったとしても、それを含めて優先順位をつけられる能力のことだろうと思う。またそれに伴い決断もその環境の中で行わなければならない。

家事や育児が関わってくることで、どうしても一日のうちに出来ないことも出てくるだろう。何を切り捨てるかを決める、「捨てるスキル」も大事になってくる。

時間は増えることはない。制限時間を設けてやるしかない。

 

「現状の発信」

今のポジションになってからは、とにかく時間のある時に自分が疑問に思っていることを解決してくれる数字のレポートを作っておくようにしている。別に上司から作っておけと言われたから作るわけではなく、現状の把握をするために作っているものだ。

その中で、部下より新たな営業の進捗や大きな受注の話が来れば、予測に関係することなので、都度データを更新し、こまめに上司に伝えておく癖をつけている。

また、部下にはチャットや電話を使って、すぐに聞けることは聞くようにしている。部下とのコミュニケーションはまめに取るようにしている。

また気になることは、自分自身にメールを送ることでメモ代わりにしている。例えば、日々のネットのニュースでビジネス関連で気になる記事も、自分あてにメールを送り、あとでネタ帳代わりにメモをブログ形式に書いて残すようにもしている。

実は、筆者がアイデアが浮かぶ瞬間というのは、移動中や自分が開放感のある状態にいる時が多い。その時にメモをしておかないと後で必ず忘れるので、それをブログを使ってメモを残している。

 

「チームで働く」

リモートになる前からもだが、自分で出来ないことが多い。特にレポートを作る役職についてからは、なおさらお客さんとのコミュニケーションは間接的が多い。営業マン時代は、全てのことを自分でやっていたが、そういう作業を出来る人にお願いしている。自分で作成するのは、自分が頭の整理をするためのものしかない。

また部署に関係ないプロジェクトが組まれる際は、その会議内で何かを決めるようにしている。また次の会議までの宿題がある時は、自分もその宿題をやらなければならない役回りにして、まずは自分がたたき台を先に提出するようにしている。

正直、日本の会議のペースは時間ばかりをかけて疲れるばかりだ。会議の内容は共有。四半期を振り返るのだが、筆者であれば、各部署からレポートを提出してもらい、ハイライトを皆に一方通行のTV通話で伝えて終わりにする。会議に出席していても発言を求められず聞くだけなら、一番上の上司が伝えて30分ほどで終わりにした方がよい。

 

「対面に拘らない」

対面は悪いことではない。特に初めてお会いする人には一度は顔を見せた方がいいだろう。しかし、社内の人に関しては、必ずしも対面を要求する必要はない。対面していなければ、カメラの前にいないのではないかという懸念もあるかもしれないが、いなくて何が悪いのだろうか?大切な会議であれば、是が非でも席は外さない。部下や従業員がマイクをミュートしてメールを売ったり、エクセルの作業をしているとすれば、その会議は、その人にとっては重要ではないはずだし、最後のまとめだけ聞いただけでも分かってしまうような会議であるはずだ。

出席者に積極的な発言を求めるなら、共有はやめて、決定を伝える場、決定に関するディスカッションをする場として、30分で終わらせるように心がけることで、従業員の時間を無駄に奪わなくて済むようになると感じている。

リーダーのロールモデル

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いつの時代もスターだけを集めた組織やチームでは、各スターのいい面が活かしきれないというのがある。笑いを取れる人気芸人も、滑り芸人がいるから余計にネタの才能が冴える。これが周り全てが、漫才も落ちも間も秀逸な芸人で囲まれていたら、その芸人の笑いの才能は半減される。

ただスターの定義でこの方程式も幾分変わる。

集まったスター全員が目立ちたがり屋である場合は、上手くいかない。しかし、スターでも目立つ部分は人に譲り、自分は目立たないがチーム全体を陰で支えるスターであり続けたいという人達の組み合わせで出来たスターの集まりであれば上手くいく。

筆者の時代は、体育会系が昇進に良しとされた。今でいう草食系で文科系でという人材はトップには慣れないとされてきた。リーダーもミリタリータイプのトップダウンが通例だったのが、同じ目線で目標を達成するリーダーシップも出てきた。

それでも、リーダーシップに必要なのは、「自分が動く」ことではなく、「人を動かす」ことである。小さい規模の会社であれば、リーダーや上司が動けば、事足りるだろうと思うが、その分、部下や他の従業員は育たない。誰しも成長には実践が必要なのだ。実際に動かなければ何事も分からない。それが選手と監督の違いだ。大きな組織では、監督如何でその成績は大きく変わる。

部活の世界でも、ゲームキャプテンとチームキャプテンと2種類いる学校もあると思う。少なくとも筆者の兄のチームには二人いた。ゲームの得点王が必ずしもチームを率いるのが上手だとは限らない。得点や技術はそこそこだが、チームをまとめるカリスマを持つ選手はまた別にいたりして、そういう人物がチームキャプテンに選ばれる。

企業にはカリスマがなかなか育たない。カリスマは、もしかしたら育てられないのかもしれない。もって生まれたもののような気もする。リーダーと決められずに、周囲から自然とリーダーと思われている人は資質がある。ただそういう人物が少ないだけに、多くの企業では、まとめられない人も上司に沢山いる人がいる。

上司が出来ない場合も利点があって、上司が出来ないから部下がお膳立てを全てするので、部下の能力が上がっていく。しかし、この秀逸な部下が上司になったら人をまとめられるのかと言えば、また違う次元の話になる。

リーダーや管理者は、育てないといけない。数字を出すときに使うスキルと人をまとめる時に使うスキルは違うという認識と、まとめるスキルがないのであれば、身に着けるしかない。

何より、「何が必要かを知る」ことが「何を身に着ける必要がある」かを測れるので、部下を育てる時は、「管理職に必要なスキル」をしっかりと教えてあげるべきだろう。背中を見て育つのは、勘のいい部下だけ。それ以外の部下は、しっかりと伝えなければ分からない人も大勢いることを上司は把握しないといけない。

日本は、生産性が最も悪い先進国とされているが、これを克服するのは「上司改革」だと思っている。マインドセットが数字を達成することがゴールになっているような気がする。100点を目指したい時に100%の努力をすると、実践では80%程のスコアになると思う。

努力をアクションと考えるなら1アクション1%の達成と考えて、120個のアクションを取れば100%くらいで着地できるはずだ。なぜそうなるかというと、ビジネスの世界では、自分が思ったやり方で思った通りの売上が上がらないからだ。

40以上の女性をターゲットに開発した商品を、40以上の女性だけにリーチするように販促したとする。しかし、買うか買わないかは、40以上の女性の消費者が商品を見たり試したりしたときに決めることであって、開発側は決めることではない。相手あっての数字のため、アクションと達成率には必ず誤差が出る。

よく上司が、当月の締め日まであと1週間しかない場合に、10%の未達だったということで、どこかで売りが立てられないかと詰め寄ってくる。まるでパワハラのように詰める上司もいる。その短い期間で上げられる売上は押し込みしかない。押し込めば来月の受注がスローになるだけで、結局首を絞めるだけ。確かに数%縮めることはできるかもしれないが、筆者が思うに上司から言われて何とか上げた売上と、そのまま月を終わらせたときの売上だと、ほぼ変わらないと思う。

達成するかしないかは、大抵月初に分かる。進捗の良さと決定している納品の金額で分かる。細かく予測しないと、ぎりぎり達成できるかどうか分からない場合は、未達になる。この方程式では分からない売上は特需。特定の需要に対して大量に製品が売れる場合は予測不可能の時が多い。

企業で働いていて一番しんどいと思う時は、アクションを増やすために、色々と売上を取れる策を練った後、ことごとく上司から却下される時だ。アクションにはお金もかかるかもしれないが、その金額もかなり少額で抑えられる時でも、上司一人の感情で却下される。これは国内も海外も関係ない。

筆者の持論で、結果的に上手くいくことが多いやり方は、「見切り発車」だ。上司の多くは嫌うが、「見切り発車」をすると、公言しているのと同じことなので、一度始めたことをやり遂げないといけなくなる。

この「やり遂げなくてはなくなる」瞬間を出来るだけ多く持つことで道が切り開けると感じている。

上司から却下される理由で

  • 自分はその売り方が好きじゃないから
  • こちら側が煩雑になるから

という理由の時だ。

しかも、以前に誰も試したことがないことだから分からないのに、こちら側の仕事が大変になるからだ、と決めつけてしまっている点

楽して稼ぎたいという点。

楽して稼ぎたいのは誰でもそう。それが効率よく稼ぐということだろう。でも、何が効率よいかを見つけるために、非効率を知る必要がある。それを最初からトライしないというのが嫌いだ。

自分の上司でもなかったが前職の先輩で経験豊富な先輩がいた。一度やったことで上手くいかなかった例の場合は、上手くいかないからやめた方がいい、ということは普通にあるが、あれだけ経験がありながら、前例のないことには、やってみよう。やったことがないから上手くいくか行かないかなんて分からないから、とよく言っていた。

筆者の現職のチームに対する姿勢は、その先輩からの影響を受けている。

米国での大先輩は、失敗という失敗を既に何度も経験して、「これはやってみたけど、こうなったよ。やる人によって結果は分からないから上手くいくこともあるかもしれないけど、自分が経験した失敗も可能性としてあると思うよ」とアドバイスをくれていた。

それ以来、筆者は、失敗歴を作るようにしている。そうでないと、説得力がないからだ。部下にも失敗をしてもらわないと、自分でそれが失敗に繋がると体で覚えてもらえないと思っている。なので、やろうと思ったことは、見切り発車してくれ、とお願いしている。

人を動かすのは、相手の言うことを否定することを最後の手段にすること。何でもやらせてみる。その際に、自分の要求ばかりをやらせるのでは、人は動かない。目指す方向が同じであるなら、多少やり方が異なっても、本人に全てを任せるべきだ。管理職の仕事は、社員を成長させることでもあるのだから。

事務所を独立した方が成功する

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SNSYouTubeのように、一般人が自由にメディアで配信を出来るようになってから、芸能事務所やTVの力は無力化していると感じている。というよりも、契約タレントを上手く利用して、大きく稼いでいただけということが証明されてしまった。

筆者は、タレントも今はでは、古くからのしきたりで事務所に縛られることを我慢するより、どんどん独立して新たに成功を手にしている事実は、これから若い人たちの考えを変えてくれると信じている。

今までは、人気タレントが独立をして、TVや昔の事務所につぶされることもあったかもしれないが、今では、TVを除いても個人が配信をすることが出来るし、その手段もTVを凌ごうとしているため、TVの圧力なんてどんどん弱くなってきている。というよりも、TV自体はつまらなくなっているので、独立した個人に頑張ってもらいたい。

これに倣い、企業でも同じような動きがどんどん出てきて欲しいと思う。正直、YouTubeも将来的には、TV同様にその影響力が弱まる時が来るだろう。しかし、何か新たなメディアを通して、個人が企業になるくらい、どんどん独立していってもらいたい。企業Hopperでもいい。とにかく、古いものが100年以上も続き、規模で黙らせる常識が亡くなる世の中を期待している。

歴史的な大統領になったトランプ氏

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個人的にトランプ氏の再選を予測していた筆者としては、この抵抗の後に不正が確認され逆転するのではということを期待していたが、仮にそうなったとしても、ある意味で歴史的な大統領となったし、SNSを凍結された初の大統領として、これもまた歴史的な大統領となった。

トランプ氏に抵抗すればするほど、トランプ氏は歴史的な象徴として大きくなっていく。メディアも相手陣営もトランプ氏の存在感が大きくなることの手助けをしてしまっている。

 

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無政府状態の国での暴動やストリートでの暴動が起きるのはよく見るつけれど、先進国で国会にデモグループが入り込むのは初めて見た。悪い例かもしれないが、これもトランプ氏を歴史的な象徴として大きくしてしまった大きな出来事だろうと思う。ここまで簡単に国会に入れるんだと思ってしまった。

 もう一つ、トランプ氏を歴史的にしているのは、あれだけトランプ氏が叩かれながらも、これだけトランプ氏を支持している国民がいるということだ。あれだけ叩かれたのであれば、余裕でバイデン氏が勝利していもいい選挙だと思うが、バイデン氏の不正と噂されるような行為をしなければ(行為をしたとは証明されていないが、そもそも不正が全くなければ噂もたたない)勝利できなかったということは、それほど民主党に期待している人もいないということだ。

民間の経営者に大統領の座を奪われた、昔ながらの政治人、再選選挙で、歴史的な投票率を誇るまでに話題になってしまった、暴動までもを起こるきっかけとなるほど、熱狂的な大統領であったことが逆に証明されてしまった。

いいことは、ここまで政治に国民が反応しているということだ。日本をどうだろうか?正直、不満はあっても暴動を起こすまでもない程、政治家には期待をしていない人が多いのではないだろうか?

日本の政府はリーダーシップがない。国民からの反対の圧力がかかり、支持率が下がると撤回する政府だ。トランプ氏を見ていると、文句が出ようが何だろうが、自分の主張をどんどん発信する。メディアにも反発する。正直、政治家の本音を実行してくれているような気がするし、そういう面でも歴史的な大統領となってしまった。

いずれにしても、バイデン氏が国を変えられるとは思えないし、根拠はないけれど年齢もあって病で倒れるのではないかとも思えてしまう。バイデン氏は、きっと暫定大統領のような存在になると思っている。問題は、バイデン氏の次の大統領は誰がなるかということにかかっている。

部屋で買う時代

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凄い斬新で面白い商品だと思う。公式サイトを見てみると

  1. テルルーム
  2. オフィスルーム
  3. スタジオルーム
  4. プレイルーム
  5. ヨガルーム
  6. ウィンターガーデン

と6つの部屋があって、マジックミラーのような壁になっているので、外観と一体化するため、自然の中に設置されていても、それほど外観を損なうこともない。

日本でもバンガロー形式のホテルがあるが、このホテルルームを使うと、外観を損なわずに各部屋を設置できるし、普通のホテルの一室と同じくらいの部屋のサイズで、ホテルにチェックインするより断然にいい体験ができる。

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アマゾンで購入できるようになると書いてあるが、コストコでも販売されそうな商品である。コストコのECでは100万を超えるものも載っていたりするので。

正直、日本だと自宅のバックヤードオフィスとして販売されることがイメージしにくいが、海外のように広い敷地があれば、お金持ち層からオーダーが入りそうな商品。車一台買うくらいの値段だし、悪くない買い物だと思う。特にリモートワークが加速する最近であれば、需要もなおさらだし、寧ろ、この機会を機に広まって欲しい。