職務経歴書見ればわかること

っていう思う瞬間が沢山あります。

そんな経験の一つを書いておきます。

 

転職活動していていつも思うんですけども

職務経歴書から判断できるものと

それから事前にリクルーターと確認すればわかるような内容で

見送りとなる事例が多々あります。

 

なぜそれが事前に分からなかったのかなと

まあ憤りというよりかは虚しさみたいなものが

いつも面接の後に残るかなというのが最近思うところですね。

 

1次面接後、よくあったのが

  • B2Bの経験が少なかった
  • 部下のマネージメント数が少なかった
  • もっとこの業界での経験が長く欲しかった

などの理由でお見送りのご連絡が多かったですね

 

正直この手の理由だったら

職務経歴書だったり

事前にリクルーターに候補者に確認してみてくださいといえば

それで済んだものだと思うんですよね。

 

実際に面接時に確認することっていうのは

多分カルチャーフィットのところのが

非常に大きいと思うんですよね。

 

まず自分の会社のコーポレートカルチャーとマッチして

今までに積んだ実績が会社が求めているような実績であれば

それに必要な知見を持っているはずだと思うのが普通かなと思います。

 

前にも話したLinkedin経由で

企業から直接のカジュアル面談依頼が

来る件に関してですけれども

直接HRから依頼が来るので

カジュアル面談を受ける人は多いと思うんですよね。

 

もっと言うと、直接の依頼なので

ある程度私の経歴を評価してもらっていて

面接が進みやすいのかなと思う方は多いと思います。

 

カジュアル面接の後に

もしよろしければ

これから正式なプロセスに移っていただけると嬉しいですと

大体そんなことを言われます。

 

それで正式な応募に進むと

そのまま進む場合もありますし

その書類選考で見送りになることがあります。

 

疑問視するところは

そこまで入念に経歴を見て

カジュアル面接でカルチャーフィットも

ある程度把握したにもかかわらず

ハイヤリングマネージャーとの面接は見送りになる

という点です。

 

その時の理由は、業界経験が足りないからというものでしたが

そんなのは、職務経歴書見ればわかることですからね。

見たうえでカジュアル面談したのに

正式応募で業界経験が足りないからって書類選考で不通過

 

素人ながらに考え付くのは

HRが求めている人材の姿と

ハイヤリングマネージャーが思い描いている人物像が

異なっていることが多いからではないかと思います

 

HRは、カジュアル面接を依頼する前に

ハイヤリングマネージャーと人物像について

Linkedinに書かれてある経歴を元に

情報のすり合わせをしておいてもらいたいなと思います。

 

であれば、職務経歴書にすでに書いてある内容を理由に

書類選考が見送りになるということはなくなると思います。

 

それと最近思うのは

職務経歴書からわかる実績は本物だと思いますので

その実績が出せたのであれば

その実績に必要な知見はすでに持ち合わせていると

思うのが普通だと思います。

 

ただ実際問題、 職務経歴書

妙に上手に書けている人も多いと思います。

その場合、 その実績があった=新しい職場で同じ力を発揮できるか

というのは別問題だと思います。

 

別の言い方をすると 前の会社では

うまく実績を出せなかったとしても

新しい会社で実績を出せるかもしれません。

 

実際に そういう事例を 聞いたことがあります。

その方は マーケティングで とある会社では

全然仕事ができないと評判だったそうですが

新しい会社に入って、書籍を出すぐらい

輝かしい実績を出された方がいます。

 

その人を成功に導くか否かは

その人を管理する人の手腕だと思います。

どんな人も、正しい人、正しい環境

正しいタイミング、正しいリソース

が揃っていれば 間違いなく

持っている潜在能力を

出し切ることができるでしょう。

 

もう一つ採用プロセスで前向きではないなと思う瞬間 なのですが

過去の 退職理由をやたら気にする人がいます

 

どんなグローバル企業でも

人事面においては非常にドメスティックな考え方だと思います

 

長く働いてもらいたい気持ちはわかりますが

やめたくて辞めたわけではない人も多いと思います

 

例えば パワハラにあったりとか

リストラに遭ったりだったとか

不当な人事異動を言い渡されたとか

社内のいじめの犠牲にあったとか

鬱になってしまったとか

転職の面接で言及したら

不利になるんじゃないかと思われること を

多く抱える人もいるはずです。

 

私もそうでした

今まで 七社ほど経験してますが

その中で パワハラなどの理由以外で

普通に転職をしたいという思いで転職をしたのは

1度しかありません

 

一社目は 企業買収による リストラ

二社目は ここは転職したいと思って転職しました

三社目は 社長からのパワハラ

四社目は 不当な人事異動で給料が36%ダウン

お給料が下がる前に転職をすることで

キャリアアップの過程で年収が下がることを

うまく避けました。

五社目は 直属の上司から「 殺されたいですか」 というメールを受けました。

それがきっかけで 転職をすることになりました

六社目は 社長からの 必要なまでのパワハラ

最終的に不当な人事異動で

年収が下がる前に転職を決めました

七社目は 新しいマネージメントによる会社都合の解雇

 

この流れを見てわかるとおり

ネガティブな要因が 3年以内に起こっていました。

その パワハラや 減給など自分のキャリアパスにとって

マイナスの要因になる環境から抜け出して

自分の年収と経験を守った結果が

数年ごとの転職につながっているわけです

 

こういう状況の人も 何人かいると思いますが

採用する側はこういう環境は度外視して

基本的にこの人は飽きっぽいという風に

くくってしまうことが多いと思います。

 

これでは、 どれだ 採用活動しても

当たり障りのない人しか採用されません

 

いつになったら転職回数が多いという理由で

採用を見合わせるという考えを見直してもらえるのでしょうか。

 

これは考え方の一つですが

一つのところで 知見の深い人も

その会社の人にとっては嬉しいかもしれませんが

変化の早い時代においては

新しい変化にすぐ対応できる人の方が

助かるはずです。

 

実際にいい人材が入ってこないのは

ハイヤリングマネージャーが

その業界に長くいすぎる ことで

人材の条件を狭めてしまっているんだと思います。

 

候補者を消去法しているよりも

ハイヤリングマネージャーの考え方が

その会社の将来設計にマッチしているかどうかを

人事部の方で分析するべきだと思います。

 

そうでなければ

人事部がどれだけ頑張っていい候補者を見つけたとしても

ハイヤリングマネージャーのところで

すべて不採用になります

 

以前働いていた会社で

人が次々と辞めていく時期があり

会社はそれに合わせて 補充をするために

ハイヤリングをしておりましたが

リクルーターの知り合いから

その私の会社に紹介した人が

一次面接ですべて自体をするということが

立て続けに起きているんだけれどなぜだという連絡が来ました

 

たまたま私も 転職活動をその時にしていたので

なぜ候補者が次の面接を辞退して行くという理由が分かりました。

 

当時 営業部長として雇われた方が

社長と前職が同じ 方でした

何故か知らないですが

その人が部長に就任してから

次々と人が解雇されていきました。

 

おそらく社長が入れ変えたいと思っている人物が

何人かいて、 前職で入れ替えを行っていたと思われる

当時の部長職の人を招き入れて短期間で

入れ替えを行ったんだと思われます。

 

話に聞けば 前職の 2/3の 従業員が入れ替わったそうです。

 

非常に難しい 判断にはなると思いますが

誰が社長になったか

会社の大小は問わず

それがその会社の生命線だと思います。

 

いい方向にも行くし

悪い方向にも行きます。

 

ただそういう人事を行ったことのある経営者の方は

ご存じか分かりませんが

人材の入れ替えを行うか行わないかはさておき

入れ替えの理由が個人的であれば

その噂は市場に広まります。

 

もっと言うと転職エージェントの間で広まります。

パワハラによって転職をする人も 何人もいると思いますが

転職の背景をエージェントに伝える際に

現職の上長からパワハラを受けたという話をする人も何人もいます。

そういう話を受けると、 パワハラが原因で 転職される方には

そのポジションは紹介されません。

 

また そういう不当な人事をする社長が辞めたとしても

その社長が雇い入れた従業員は

どこかしら、その社長と似ているところがあり

社長が辞めてもパワハラ文化がなくなることはありません。

その文化を持つ 全ての人を入れ変えなければ

パワハラや いじめ環境はなくならないでしょう。