リモートワークと成果

リモートワークと時間管理性

リモートワークだと部下が仕事をさぼっているのではないかと

懸念する上司が沢山いると思います。

 

リモートで成果を上げたいと会社が望むのであれば

仕事をさぼっていることを懸念している上司を

管理職から外すことです。

 

冷静に考えて欲しいともいますが

会社が給料を払うのは成果に対する対価ですよね。

それから行動規範を破ることがなければ

私は文句はありません。

 

そもそも、部下がさぼれる時間ができるほど

あなたの会社にはマネタイズするだけの業務が

ないことを証明してしまっています。

 

さぼって成果を毎回出している人

さぼっているのに期限までに提出物を仕上げる人

さぼっているのに顧客との関係がますますよくなっていく人

さぼっているのに仲間の従業員から尊敬されるくらい仕事の早い人

 

これをもってしても

まださぼっていることを問題視しますか?

 

むしろ逆を問題視するべきで

 

真面目に働いているのに、成果が出ない人

真面目に働いているのに、期日までに提出物が提出されない人

真面目に働いているのに、顧客からの信頼を損ねる人

真面目に働いているのに、仕事が遅いと評判になる人

 

どちらに同じ給料を払った方が

会社にとって特になりますか?

 

勿論全社です。

 

さぼっても成果が出せるというのは

生産性が高いことを意味します。

 

逆に、これだけ成果が短時間で出せる人なら

時間内に色々な提案もアイデアも戦略も思いつくでしょう

 

その提案に時間で管理をしている上司は

対応できるのでしょうか?

恐らくついていけないと思います。

 

さぼらせたくないなら、さぼれないほどに

直接生産につながるビジネスの幅を作ればいいのです。

 

定時を埋めるためだけに

実際生産を生まないプロセスを作るのが

従来の日本の働き方には多いです。

 

日報、週報、月報など

毎月必ず報告するなら

月報でまとめればいいのに

なぜ週報や日報がいるのか

 

逆に直接担当顧客を持たない

上司の仕事の方がさぼりが多いと思いますよ。

 

上司が座っているだけで営業マンがいなかったら

何も生産を生まないんですから。

 

部下や同僚をさぼっているというのは

嫉妬や妬みに近いものがある。

 

勇気をもってさぼってみて下さい。

 

どうしても、考え方が変えられないなら

経営側もそういう上司を責任者から外すべきです。

給料は据え置きのままでも

対価にあった評価を部下にすることは

できないと思いますので。

 

リモートで業績が変わらないか上がる企業というのは

出社しても同様のパフォーマンスなわけですから

通勤費用やもろもろ経費が浮く分、企業の支出もセーブされます。

 

いいことだらけです。

 

リモートで成果が出ない企業は

そもそも出社しても無駄が多い環境なわけなので

成果が保証されることはないと思いますよ。

 

逆に出社に戻すのであれば

確実に成果を出すことを証明しなければならないと思います。

リモートで経費を削れた分、経費を増やすことで

出社にし、従業員に往復の出勤時間を無生産に使わせるのですから

それだけのビジネスを拡大させる戦略や戦術がなくては

ダメだと思います。

 

出社に戻す多くの会社の長は

人とのふれあいでモチベーションも上がると思っていると思います。

 

結論から言うと

そういう人もいます。

 

でも、それが苦痛になっている人もいます。

 

リモートでも私は部下と

最低でも2かに一回はコミュニケーションをとれていたし

やっていることで把握できていなかったことは

ほぼありませんでした。

 

リモートで話す機会が減ったから週報を出して下さいなら

百歩譲って理解できますが

出社になっていつでも話せる状況になっても

週報で説明しなければ理解できない上司であれば

業績も大きく伸びないと思います。

 

週報や日報にどれだけの時間がかかると思っているんですか

 

という話です。

 

最近では、リモートで打合せ30分平均も多く

リモートであれば週報を書く1時間の間に2つも

顧客と打合せできる時間が確保できます。

 

私の現職では

週報の書き方がだいぶ良くなりました

 

って社長がいちいちチェックする環境です。

 

社長ならもっと大局的なことを仕事としてください

と思います。

 

週報のチェックはマネージャーレベルで十分で

部長や経営幹部は、吸い上げた情報の中からヒントをえて

大局的に事業を拡大するには、どこにリソースを集中したらいいかを

考えるべきです。

 

管理しすぎる長ほど、管理された方がいいくらいに

時計が昔のままで止まっています。

 

最後に、「リモートにより管理が難しくなりました」

という記事の方が散見され

「リモートにより仕事がしやすくなった」

「リモートにより生産を生む仕事とそうでないものが明確に分かった」

などリモートの長所になることは、なかなか記事でも見ません。

 

まるでメディアが出勤環境に世の中を戻そうと

操作しているんじゃないかと思うほど。

 

管理側の声ばかりが記事になり

現場側の声が記事に全く載ってないのには違和感があります。

 

例外はあります。

出社した方が楽しい、気持ちが明るくなる

 

というポジティブな人もいると思います。

 

それは、そもそも企業文化がいいところですよね。

 

そういうところほど、出社を強制していないのではないのでしょうか?

強制する人ほど、強制されることを嫌う傾向にあるのに

強制したがりますよね。

 

それには永遠の疑問を抱きます。