本当の管理って何?
好奇心のある管理者
筆者の部署は2人のみ。筆者と部下一人。出社していれば向いに座っていて、業務で分からないことがあれば、そのまま直接聞く。敢えて会議を設定する必要もない。
もともと好奇心旺盛な性格なので、色々なアイデアを思い浮かべたり、この年齢では聞くのが恥ずかしいことも平気で聞いたりする性格。それでいて、個人のプライベートには一切興味がなかったりする。だから、プライベートな事実は、まわりまわって最後に知ることが多い。
2人しかいないし、顧客管理は部下が行っているので、筆者が電話をするのは、部下か上司かの二人しかいない。会社携帯は、ある意味、本当に携帯している時間の方が長く、たまにテキストするくらい。
リモートになって、この電話をよく使うようになった。二人しかいないので、敢えてTV会議をする必要もない。ちょっとしたことであれば、Teamsについているチャットで済ます。
メールやテキストではちょっと書くのが面倒だけど、すぐ済ませる用の時に電話を使う。それが意外と多かったりする。リモートになって、恐らく電話をしていない日は1日くらいしかないだろう。1日に1回くらい。
下記のような部下を持つ事例に対して人事はカチンと来たと言っているが、もし同じケースの部下を人事が持った場合は、どういう対応をするのか興味深い。
「彼とはこの2週間全然連絡が取れないのです。メールや電話をしても出ないし、ウェブ会議を招集しても参加しないので困っています」
安否確認をしたいのは、この上司も同じだと思う。
- 電話に出ない
- 会議に参加しない
- メールの返信も来ない
これ以外の安否の確認の方法は、
- 自宅を訪問する
- 別の同僚経由で確認する
くらいしか方法がないと思う。
もっと言うと、もう大人なんだら自己管理して下さい、と私なら思う。
- 電話に出ない→コールバックが必要な場合は留守電を残してテキストでも残す
- 会議に参加しない→参加強制と書き残しておく(実際には強制していない)
- メールの返信も来ない→開封確認の機能をオンにしておく
ここまでして連絡が取れないなら、自宅を訪問する以外の方法はないと思う。
筆者なら一旦、別の同僚、電話に出そうな同僚を経由して様子を確認してもらう。本人が問題なさそうなら、あとは放っておく。正直、本人の売上に支障をきたしていないなら干渉しない。成績が大きく下がっているなら、指導はするが、そもそもリモートで本当に遊んでいる社員ならば、出社していても営業中に営業なんかしていないはずである。
リモートが推奨されるようになってからは、正直言って、家庭の状況も考慮に入れないといけないと思う。上司の子供が既に成人して夫婦二人の家庭環境だとして、その部下の子供が幼稚園に入る前の家庭環境だとしよう。上司は、邪魔が入らないのに対して、部下の家庭環境では、子供も小さく小さなマンションで済んでいるのだとすれば、子供の邪魔が入らないスペースを確保するのも難しい。
またその部下夫婦が共働きで、夫がリモート、妻は出社のスタイルの場合、子供の面倒は夫が見なければならないだろう。そういうことも含めてリモートは大変である家庭もあることを考えないといけない。
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「えっ、就業時間中なのにパソコンの電源を切っているのはどういうことだろうと思いました。出社時も電源を切ることはありませんし、パソコンを使わないでどんな仕事をしているんだろうと。こんな疑惑を抱く社員は結構います。人事部内でも議論になりますが、結局、そういう社員は出社しているときも仕事をするフリはしていてもあまり成果を残していなかった人が多い。それが在宅勤務中に顕在化したというのが結論です」
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同じリモートでも考え方を今までの考え方と180度変えないならば、リモートも意味がないものになる。時間で従業員を管理しようとするから、上のような疑問が生じるのだ。
実際に普段怠けている部下がいたとしよう。ただ毎月予算達成をする一匹狼がいたとする。一匹狼タイプの部下は非常に管理しにくいが、数字に貪欲だったりする。数字は必ず達成する者の、普段怠けていることも聞いている。
一方で勤勉態度が非常にまじめで献身的でありながら、予算を達成した月がない営業マンがいたとしよう。
どちらが会社にとって必要なのか?
毎日時間拘束はきちんと守っているのに、未達の人は仕事をしていると呼べるのか?逆にさぼっているのに、毎回予算達成の人は仕事をしていないのか?
時間で縛るからこういう状況の時に悩むわけで、時間で管理することを人事部はやめればいいと思う。最近は勤怠管理のソフトが出ているからオンラインで打刻が出来る。でも厳密にいえば、打刻で管理する必要のある人は、時間給で働いている人だけだ。
何故なら、オンライン打刻であっても、残業をしても反映されない。結局、仕事があっても定時で打刻させらることは変わらない。
米国のゲーム会社で働いていた頃、テクニカルサポートで仕事をしていた。社内で開発する基幹ソフトを通じてメールや電話対応の議事録取りとメール送信を行う。テクニカルサポートで管理されていたのは、
- 電話がかかってきてから何秒以内に電話を取れたか?
- ドロップした人数を何名までに抑えられたか?
- 一日何名の対応が出来たか?
主なところだとそんなところだ。
この基幹ソフトには、ログインした時間とログアウトした時間が記される。この時点で打刻はいらない。テクニカルサポートは、届いた問合せを出来るだけ早くさばくというのが管理内容なので、例えば午前中に全てをさばいてしまうと、午後は、新たな問い合わせが来るまでは、ゲームをしていてもいいという社風だった。
日本は、社内でネット見てはいけないとか、どうでもいいことを徹底していたが、ネットを見ていないから仕事が出来るのかと言えば、そういうことでもない。そういう変な管理をされていた人が徹底した結果、時間でしか部下を管理できない上司に育ってしまったからだ。言い換えると仕事が出来ない上司に育ってしまったということだ。
日本は、どの企業も周りがそうしているから、そうすることが一般的なルールだと考える傾向にあるけど、決してそうではないと思う。その会社、その部署が最優先している事項を管理すればいいと思う。時間で管理するなら、定時を守っている人は評価項目に入っていた方がいいだろうが、そんな評価項目は人事のメモにあるくらいで、実際は悪いときにしか評価に入らない。
1~2割が稼働しなくても会社が回る
これは、人数としてもそうなのかもしれないが、もっと言うと個人の拘束時間の8時間がなくても仕事を回せる。
人数に入るかもしれないが、上司がいなくても会社は回る。
多くの会社では、社長が出社していなくても回っているだろう。
結局、会社は末端の現場の人だけが稼働しているだけで、ルーティンはこなせる。上司や社長が必要なのは、決定する時だけだ。
もしJob型で営業を採用するなら、正直、そこはアウトソーシングしてもいいんじゃないかと思う時がある。というのは、アウトソーシング側は、KPIを達成することをその条件としている。自社の社員だと、KPIが達成しなくても職を直ぐ失うことはないため、数字に特化した営業マンは育たない。
でも、長年営業マンしているだけでも、社歴が長く毎年昇給をしていれば、それなりの給料をもらっている計算になる。新入社員と比較すれば、優先順位を回る件数など、見える数字で管理したい部署は、アウトソーシングの方が確実だ。
日本は一体何年、働き方改革をしていくのか、疑問だけが残る。
お金を使っていないからお金持ち
お金持ちは、ただ単に倹約家ではなく、メリハリのある使い方をしていると思う。ただ筆者があったことのあるお金持ちは、あまり使っているところを見せていない人が多かった。勿論、ケチか!と思える人もいたが、お金が蓄えられているという事には変わりない。
人間的に馬が合うことはなかったが、自称お金持ちの人から聞いたが、お金がないときは、どうすれば1億溜まるかを考えるが、お金があると、いかにして口座から1億以下になるのを防げるかを考えるようになるという。
今の銀行の利息では、何も増えはしないが、数%でも利息があれば、今の年収に数百万が上乗せされるため、遊んでは暮らせないかもしれないが、お金には困らない生活を続けられる。
生命保険関連をケチってもいい
これは、筆者も賛成だ。同僚に奥さんがいくつも生命保険にかけているというのを聞いたことがある。奥さんは、貰う事ばかりに気がいって、実際に支払っている額の合計と控除額の最大を知らないのかもしれない。
筆者は、生命保険には入っていないが、掛け捨ての一番安い健康保険、これに生命保険がついている、学資保険に似ているが、子供の諾否ように15年だけ支払い義務がある積立のようなもの、退職後にもらえるリタイアメントプランのような積み立てに合計月5万程払っている。
年間60万以上払っているわけだが、年末調整で控除できる額は最大4万だ。妻が扶養に入っている場合に払われる控除額が30万以上あるから、生命保険て払うだけ損だと思えることが多い。
投資用のマンションを持っているが、これもローンで支払っているので、正直自分が生きている間は、自分には恩恵はないが、筆者が死亡すればローンがチャラになる契約のモーゲージなので家族にはそのまま残すことが出来る。支払い終わっていないうちは、固定資産税などがちょっと重く感じる。自分が生きているうちは、投資不動産が良かったのかどうかは分からない。
筆者が死亡しても築20年以上は経過することになるので、修繕も増え家賃も今よりは下がっていくことを考えると、ますます持っていても価値があるのかと思ってしまうが、少なくとも毎月家賃が収入として入ってくるか、いざという時に売却して売却益を得ることが出来るだろう。
無駄な外食はしない
これは、そうかもしれないけれど、自炊して思ったことがある。最近、野菜は高い。それでいて、コンビニ弁当や、イオンなどで売られている弁当やサラダは安い。
最近レタスは高いと感じる。たまに98円で売っているので、その時には購入するが、200も300円もする時がある。正直、イオンに売っている大きなサラダセットが200円程で購入できることを考えれば、そっちを買った方が家計には優しかったりする。
あとサイゼリアにパエリアが売っているのを知っているだろうか?パエリアは、材料であるサフランが割高だ。サイゼリアでは600円、イオンの弁当では1000円を超える。自分で作るにも、サフランは瓶で売られているが、一瓶500円程する割高商品である。またエビや貝、エビやチキン、若干の野菜類を入れ料理することを考えれば、サイゼリアで600円で食べた方が安かったりする。
無駄な外食はもちろん勿体ないと思うが、最近は自炊の方がお金がかかると思う。
手数料に敏感
これは、同感。しかしながら、お金持ちが考える手数料は、一定額の手数料もさることながら、%でかかる手数料の方も更に気にしているだろうと思う。証券の取引では、%でかかると思うので、多く取引すれば多く支払う。不動産の売却の時に、3%程かかったが、それでも60万程かかった。数%の重みが違うのだ。
実際に不動産が60万に値する働きをしたかと聞かれればしていない。毎週月曜日に、コピペで書かれたような報告書が来るだけだ。実際には、受け身の営業しかしていない。反応営業のみだ。あとはオンラインに物件を載せているだけ。決まれば、煩雑な業務を手伝ってくれるので助かるが、それでももし4000万の物件でも2000万の物件でも労力は同じ。不動産こそ定額手数料にすべきだ。
後、手数料っていうけど、内訳を示すことを義務化して欲しい。手数料をいい理由にただ取りしている気がする。
引退後の充実
アメリカ人のこだわり
記事は、元ボンジョビのリッチー・サンボラの例を挙げているが、アメリカに17年滞在して見た明らかな事実は、父親の家庭内での役割だ。
これが拘りなのかどうかは分からないが、アメリカ人の父親や夫は、積極的に家庭に関わろうとしている。今でこそ、日本でも父親がかかわりを持とうとしている姿を見るが、筆者の父親の代、いわゆるベビーブーマーの時代は、子供とかかわりを持っていた人の方が少ないのではないだろうか?あるいは、その世代まで、子供との関りは、母親の役割と勝手に決めていた時代ではないだろうか?
そもそもそんなことは、社会が決めることではなく、自分が関わりたいか関わりたくないかの問題だと思うが、こぞってワンオペと決めていた時代が長くあったことは事実だ。それが当たり前だと思って生きてきた。
しかし、自分が親の世代となるような時代をアメリカで過ごすことになった。実に17年という長い期間だ。当時の年齢で人生の半分がアメリカでの生活となっていた。第二の故郷だ。そこで見てきたアメリカの家庭は、自分にとっては羨ましいものだった。
父親の子育ては普通
アメリカには、日本の父親のようにあまり子供とかかわりを持たない父親ももちろんいる。しかし、いわゆる中流や上流階級の家庭の父親は、子供の世話をするのが普通になっていた姿を何度も見た。
また子供のいない夫婦で、サンクスギビングやクリスマスの食事会に招待をされた際、旦那さんが料理をして洗い片しもしてという姿を当たり前のように見た。黒人の家族にサンクスギビングの食事会を招待された時も、食べ終わると夫婦で洗い片しをしていたのを見た。
正直、反省することばかりだった。日本という環境でも、同様のことをする両親もいるだろうが、多くの家では、父親がダイニングテーブルで座ってお酒を飲んでいるところへ奥さんがつまみやお酒を運んできて、夕食の用意をする。自分が子供の頃はよく分からないが、父親がどれだけ子供の頃の筆者を面倒見てくれたかは分からない。しかし、記憶の残る年齢からは、父親と一緒にいた時間が極端に少ないことは覚えている。
離婚後でも毎週子供の面倒を見る
今では離婚が日本でも当たり前になったが、アメリカでは1995年に渡米した時には、出会う友人の半分以上の両親は離婚して再婚をしている。StepmotherやStepfatherという言葉をよく聞いた。
日本で両親が離婚した人にはあったことがあるが、自分の生物学的な父親は覚えていないという。その人の母親は4回程離婚している。一人目の父親が自分の父親となるが、一度もあっていないという。親が会わせないからだ。アメリカでは、会わせなければいけない離婚裁判の判決がある。平日は母親の家、週末は父親というような例が多い。
離婚後、元妻夫が再婚家庭の集まりに参加
全部の家庭ではないと思うが、離婚が多く、兄弟全員離婚して再婚しているなんてことも勿論あったりする。家庭によっては、年に一度Reunion と言って家族が一度に会する日がある。その際、再婚した妻を連れて、自分の両親のところの集まりに行くがそこに元妻も来ていたりした写真を見せてもらったことがある。離婚して仲良くなるケースも日本ではあるが、離婚が普通に行われている国では、元妻夫にオープンな環境で会うことは、それほど変なことでもないのかもしれない。
アメリカ人の普通
子育てに関してだが、筆者の妻も外国籍。家事や育児に関しては、どちらかがやるというようなワンオペの概念がない。やらなければいけないというより、やれなければいけない状態でなければいけない。おむつの替え方、お風呂に入れたり、子供が散らかした部屋の掃除、料理や後片付け、夜の寝かしつけなど、役割は決めていないが、父親の方でやってしまうことも多い。
二人とも働いている時は私が担当し、妻が休みの時は、妻が掃除、洗濯、朝食を作ったりする。妻が働く日の時は、妻が朝食ついでに夕食まで作ってしまう。筆者はリモートで働きながら、子供の面倒を見て、食事を食べさせたり寝かせたりしながら、妻が返ってくるまでに、2回くらい部屋を掃除しながら仕事をこなす。
勿論、集中が出来ないので、作業の時は育児をしながらするが、集中が必要な数字作りの時は、妻が帰ってから部屋に1,2時間こもって仕上げるようにしている。
アメリカにいた時は、父親がそういうことをするのが普通であるように思えた。というより、父親の仕事なんだと思ったくらいだ。日本にいた頃は、父親が娘に嫌われている印象を受けていた。自分の兄弟に女兄弟はいなかったが、父親と凄く仲がいいという友人が筆者の周りには殆どいなかった。
しかし、アメリカに行ったときは、本当は好きではないのかもしれないが、父親が生理的に嫌だというレベルの人はあまり見なかった。
そういえば、アメリカの映画やドラマで父親が子供を寝かしすけるシーンがよくある。あれは、それが普通だからそういうシーンが良く出てくるんだと向こうに住んでいて思うようになった。日本のドラマで、子供を父親が寝かしつけているシーンはあまり見ない。それは、寝かしつける時間に父親が帰宅していないことが普通だからだろう。
日本にはなかなかいない父親像
リッチー・サンボラは、自分が小学生の頃からボンジョビを聞いていたのでよく知っている。当時は、レコードレンタルというサービスがあって、兄がボンジョビのSlippery When Wetのアルバムを借りてきて、それをカセットにダビングをして聞いていた。小学生の時にキーボードを弾き始めたが、兄がバンドでキーボードをプレイしていた影響で、ギター、ベース、ドラムを試し始めた。
ギターで初めて練習したのがBon Joviだった。結局自分にはドラムが一番向いていたので、ドラムを長らく叩くことになったが、Bon Joviはその頃から聞いている自分のロールモデルのようなバンドだった。
リッチー・サンボラが脱退していたのは知っていたが、ただの不仲だと思っていた。バンドを抜けたり解散したりすると、印税が切れた頃に再結成してベストアルバムをリリースするというようなトレンドがよくあるが、リッチー・サンボラのように、娘と仲がよく、常に娘をサポートする引退後の人生は有意義だと思う。
娘がまだ嫁に行く前だからこそ、今のうちに娘との時間を謳歌しておこうと思っているのかもしれない。こういう父親がいると、娘もなかなか彼氏を作りにくい。というのは、父親以上の男でないと、付き合おうとすら思えないことも多々あるからだ。
息子も然りだ。母親が綺麗で優しく、何事にもかかわってくれる母親だと、彼女にもそれを求めてしまい、もちろん同世代に、そこまでできた人間などはいないから、なかなか彼女が出来ない息子もいるだろう。
でも、リッチー・サンボラは、全盛時代でも、世界のどこへツアーへ行っていても、娘のイベントごとには駆けつけていたという事実は感服。素晴らしい父親だ。勿論、超がつく金持ちが故に自家ジェットを持っていたのか、あるいは持っていなくても、飛行機を手配して、その日だけは一緒に過ごすと決めているポリシーが凄い。お金持ちも、高級品を買いSNSに挙げる人もいれば、溢れんばかりにお金を持っていて、与えるわけでもなく、家族に会いに行くために惜しまず使う姿は立派な親だと感じる。
ファンとしても嬉しい
ファンとしてりっちー・サンボラのいないボンジョビは、何か物足りないので、あまりコンサートに見に行こうとも思えないが、戻ることがあれば、是非もう一度見たい気がする。ボンジョビのコンサートは、88年に行われた日本のFinal Countdownのショーだ。
あれ以来、95年に渡米してからボンジョビのコンサートは何度となく行われていた。米国での晩年は、ボンジョビの本拠地、NJに住んでいたのでコンサートツアーも何度も開催されていたが、それでも一度も見に行っていなかった。
また引退すると、映画俳優もミュージシャンも体系が崩れ、見る影もないなんてことはよくある中で、リッチー・サンボラは依然変わらずの体系を維持している。その姿で娘を献身的にサポートする父親としての姿は見習うべきだろう。お金持ちになってもおごらない姿は、誰に対してもいい鏡として映る。
目立った散財でスクープされることもないし、スターの資質があり人としての資質も父親としての資質も持ち合わせているセレブはそう多くはない。貴重な存在の一人と言えるだろう。
円形脱毛症
このほど、円形脱毛症を発症した。実は、兄も甥っ子も以前に発症し、甥っ子に関しては、ほぼ全部が生え変わったというくらい全て抜けた。遺伝なのかと思ったけれど、遺伝ではないらしい。経験がない人のためにも、自分のためにも、一旦この症状を調べてみようと思う。
円形脱毛症とは?
簡単に言うと
頭髪の一部、もしくは複数箇所で類円形に脱毛する疾患である。一般的には10円玉程度の脱毛というイメージがあるが、頭部全体に広がるものや、まゆ毛やまつ毛、体毛などに及ぶ重度のものまである。
という症状。
筆者の場合は、左のおでこの近くに500円玉よりも大きいものが出来た。最初は隠せていたが、前髪と近いため、正直隠せていない状態になる。頭皮を黒く塗るアンファーブラックカバーという商品を使ってみた。
- 皮膚を黒く塗る
- 髪が硬く固まる(ハードスプレーと同じ感じ)
- シャンプーすれば簡単に落ちる
という、この手の商品にはよくある商品。この商品は、髪の毛でまだ隠している人には有効だと思う。しかし、既にバリカンで五分刈り程度に刈り込んだ人には、違和感が残るのでお勧めできない。
その他に、炭酸シャンプーも使っているが、今のところの感想は、確かにシャンプー後赤くなるので、血行は結構なレベルまであがるが、効いているかどうかは分からない。炭酸シャンプーは、メンソレーションがある感じで、単純に気持ちいい。それだけが今のところの感想だ。
次に昔からCMでもおなじみのサクセスをつけてみた。髪で隠している時は、抜けていく一方でサクセスしない、というのが正直な感想だが、坊主にした後は、坊主のところだけ、白髪が生えてきている。これをサクセスとするかだが、まだ禿げ増して欲しい段階であることは変わらないので、サクセスせずとしておこう。
最終的に筆者は、もう隠せないと思い、思い切ってバリカンで刈り込んだ。すると、目立つ目立つ。正直、スキンヘッドにしなければ隠せない。スキンヘッドは、毎日そらないといけないので、正直面倒だ。そこで母が使っていたアートネイチャーが出しているアトミクロンプラビ(パウダー)という商品を勧められて使ってみた。これは秀逸。髪の毛で隠している人にも、既に坊主にしてしまった人にも有効。かなり優秀な商品。
蓋を開けると、下の写真のように綿のような繊維がついていて、ここを頭皮にポンポンという感じで当てていく。すると、中に入っているパウダー(筆者が購入したのはブラック)がそのまま頭皮にくっつくんだけど、それ以外に、この綿みたいな繊維も一緒に頭皮にくっつく感じ。それが髪の毛に見えて自然に黒く生えているように見えるのだ。
5500円と若干高いように思えるが、すぐになくなる商品でもないし、出かける時にだけ使うわけだから、コスパはいいと思う。これを使うと、普通に坊主にした時と変わらない見てくれになる。坊主の髪の長さが短ければ短い程、違和感なく行ける。筆者の場合、禿げた部分に白髪だけが生える現象があるが、それも黒いパウダーで染められ、更にこの綿のような繊維が新芽のようにがやがやしてくれるため、いたって自然な坊主に見える。
坊主をして分かったことが、前方にあるのが一番大きい禿げだけど、両サイドにも進行が見られた。数日後には、後ろも抜けてきていた。それぞれは、小さな部分禿げだが、明らかに、サハラ砂漠化していることは否めない。このアトミクロンプラビ(パウダー)を使えば、取り急ぎ外見は解決できる。
円形脱毛症の原因は?
円形脱毛症が出来たという話をすると、皆、こぞってストレスを抱えているの?と聞いてくる。調べてみると、確かに今まではそういわれてきたようだが、直接の原因は、頭髪に対する「自己免疫反応」の異常が見られるようである。
自己免疫反応は、基本的に自分の体を守ってくれる反応なんだけれど、それに以上が生じると、自分を攻撃する反応が現れるという。それが頭髪を攻撃しているため、髪の毛が抜けるという症状が起こるとのことだ。
円形脱毛症の早期発見のヒント
円形脱毛症で抜けているかどうかを発見するヒントは、抜けた毛に毛根がついているかいないかで判断する。基本的に抜け毛を見かけた時、誰のであっても毛根がついていることの方が少ない気がする。
筆者の髪の毛は、シャンプーをしていて、異常な抜け方だった。風呂場にある鏡に濡らした頭部を映した時には、頭皮が「ごめん下さい」状態だった。思わず、「いらっしゃい」と口にしたほどだ。
円形脱毛症って何科?
なったばかりの時は、病院に行ってみた。専門の病院があるのは広告を見て知っているが、高いのでまずは一般の病院へ行ってみようと考えた。でも、脱毛は何科なのかが分からなくてググったところ、皮膚科だった。
近くの皮膚科が休みだったので別の皮膚科もあるクリニックへ行ってみたが、正直医者がやる気がなかった。こちらが調べて知ったこと以上のことは話してくれなかった。専門ではない人が見たのかもしれないが、そこで湿布液を処方された。中年が髪の毛につけるトニックのようなもの。これを一日に3回ほど患部につけて下さいと言われた。
その時、やはり治るには時間がかかるようで個人差があるとのこと。1年ほどかかる人もいるし、治ってもまた発症するものですから、とのことなので、サハラ砂漠からジャングルへ様変わりしても、鳥取砂丘に舞い戻ることも覚悟をしておかなくてはならないということだ。
初期の治療法は、塗り薬と飲み薬。3~6ヶ月これで様子を見るようです。
円形脱毛症は、抜けるのは早いが生えてくるのには時間がいる根気のいる作業になります。円形脱毛症と信頼は紙一重とはよく言ったもの。失った信頼を取り戻すのと同じくらい時間と労力がいります。髪の毛の信頼を失わないような日々の努力が必要というわけです。
範囲が狭く、治りが遅い場合は「ステロイド局所注射」という治療法があるようです。1回の注射で薬がいきわたる範囲が1㎠とのことなので、筆者のようにゴビ砂漠化している場合は、複数回打つにしても、何回打つんだという感じだし、かかる費用も掛け算で増えていくので、専門に行くようになるなら、出家コースを選択した方が坊主繋がりで違和感も少なくなりそうだ。
筆者のようにやや重症気味の患者には、「局所免疫療法」というのがあります。
これは人工的にかぶれを起こして発毛を促すという販促企画です。保険適用外ですが1受信ごとに1000円くらいとのこと。もしかしたら受信する場所によって違ったりするのかもしれませんけど。
ということで、円形脱毛症は、誰にでも何度も起きうる症状ですが、ストレスが原因というのは今では神話となり、自己免疫反応がその直接的な原因であることが分かりました。
自己免疫の以上が起こる原因は一体何なのでしょうか?次回の水曜スペシャルでは、その謎に迫ってみたいと思います。
助けを求める人に神は降りてこない
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「報道の後、ホンダの下請けの2社が、慌てて相談に来ましてね」
と言うのは、さる中小企業専門の企業コンサルタント氏である。
「エンジン部品を作っている、従業員100人程度の会社です。ホントにすべて『ガソリン車』から置き換えられるのか。そうなったら、ひとたまりもない。何とかできないか、と」
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こういう企業は、自助努力が出来ないシステムで出来た企業なので、遅かれ早かれ廃業に追い込まれると思う。
ドラマでもリアルでも、下請けとして大企業の受注で企業が成り立っている企業が、その企業から受注をストップされて倒産や廃業に追い込まれるというストーリーを見たり読んだり聞いたりするけれど、大企業からの受注を受けている間に、その大口がなくても生き残れる策を練っていない経営者の怠慢だと思っている。
日本にはそういう企業が多く存在していると思う。様々な記事で、大企業も大きく戦略をシフトすることを余儀なくされている。トヨタも今回のガソリン車をなくすという方針で自動車産業を分かっていないというコメントをするよりも、リーディングカンパニーとして新たな指針を指し示さなければならないと思う。
今までの常識は、未来では存在しないことは多々あるはずだ。今まで常識的に考えられなかったことが未来では常識になったりする。自分一人の力ではできなくても、常にそう頭の中では考えておかなければいざという時に動けない。
これからは、常識の中で生きている人間は戦力とはならない。
この記事では、こういう企業が半世紀以上も生き抜いてきたというから驚きだ。驚きなのは、企業のことではなく、他力本願な企業が半世紀以上も生き残れる土壌が日本にあったことだ。
以前、未来人が取りざたされた時、未来に残っている大企業はあるかという質問の中にトヨタなどの自動車のビッグプレイヤーが入っていなかった。唯一ソフトバンクの名前だけが残っていた。
勿論、未来人を信じるか信じないか、の話になるかもしれないが、ポイントはそこではなく、あの話が事実ではなかったとしても、この記事を読むと、トヨタが自動車の会社として生き残っていなくても不思議ではない。
元々紡績工場だったわけだし、他の業種へ変えて今があるのだから、ガソリン車が亡くなる時代が来たとしても、十分に戦略をシフトできそうだと筆者は思う。もしできないのなら、淘汰されるしかないのかもしれない。
人間は思ったことしか行動に出来ない
筆者は、大学の専攻が心理学だった。その時に覚えたことの実に9割以上は忘れたが、その中で覚えていることで、
人間は思った通りに行動をする
というものがある。
至極当たり前のことだと当時思っていたが、後になるほどと思った。
例を挙げると、同じ70代で未だに現役で仕事をして、コミュニケーションもLineのスタンプをフル活用、Google Mapを見ながら、新しい場所でも一人でどんどん行ってしまう人もいれば、自分はもう歳だからと定年後、何もせず家にいるだけの人もいる。
40半ばまで筋トレをしなかったがりがりの人が、パーソナルトレーニングを受けて、マッチョな50代になる人もいれば、時間がないと何もせずの人もいる。
例で挙げた前者も後者も思った通りに行動に出ているに過ぎないということだ。両者ともに自分で決めた道を歩んでいるだけ。両者に70過ぎても仕事は現役、筋トレも欠かすなと強制をすれば、両者ともにし続けるんだと思う。
言い換えると、物理的に出来ないのではなく、心理的にしない方を選択しただけの話である。
先に挙げた企業も、新しい生き残りの道を模索するという道を選んでいないだけということだ。半世紀も生き延びた企業であれば、技術力はあるはずだ。新たな道を模索するには、時間もお金もかかるということで最初から断念しているのだと思う。
お金がないということは、利益をあまりとれておらず蓄えがないという解釈をしても、大きく間違えてはいないと思うが、半世紀の間、剥離の事業を続けたのも、そう決断したから、そういう行動をとっているに過ぎない。
自分達で選んで追い詰められたのだから、助けるべきではないと思う。困ったときにだけ、神にすがるように駆け込んでくるが、医者も教師も神様も、本人が生き残ろうとしない人を、生き残らせるのが仕事ではない。生き残ろうと必死に努力している人のところに降りてきて、少し力を貸してくれるに過ぎない。全ては、自分の力で決断し進まなければ成就は不可能だ。というよりも、不可能になるような世の中にして欲しい。
今の日本の良くないところは、自分で改善しようとしていない人に、支援をして生きながらえさせているところだ。自分の努力だけでは、何も変わらないのも事実なので、そこは筆者も理解できるところ。しかし、他の助けが得られないと仮定して、自分達の出来る範囲で現状を打破しようと考えようとしないのとは意味が違うと思う。
考えたことまでは人間は行動に移れるからだ。出来ない、と思った時点で全ては終わると考えた方がいい。廃業に追い込まれた多くの企業が
- ダメージを最小限に抑えるために早めの廃業を決意
- 支援支援で生きながらえたがゆえに負債が最大限にまで膨らんで倒産
のどちらかだろう。
1は、これからも再出発が出来る企業やオーナーだと思うが、2はもう経営はやめた方がいい。そもそも、事業を始められたのは創業家がその才覚があっただけのことで、継げる資質がある人がいないのであれば、売却すべきだと思っている。消去法や家族だからという理由で後を継がせることが、非効率企業の増産に繋がってしまうことも否定はできない。
創業家のやり方ではだめだと、思い切ったかじ取りをする優秀な後継ぎもいるが、一握りに過ぎない。
その人握りの優秀な後継ぎも含めて、変わらないければ、というビジョンがあったことが生き残っても尚健全な財政状態でいられる所以だと考える。
見切り発車は、日本では嫌われることが多いが、筆者は、見切り発車こそ、解決の糸口だと思っている。
やってしまった場合は、少なくとも何かしら利害関係のある人が出てくるため、途中でやめるわけにはいかない。そのため、失敗したと思っても最後までやり遂げることだろう。それが、重要で、そこから更にアイデアも生まれてくる可能性が高い。日本では、見切り発車を受け入れる下地が揃っていない。それは、実際に考える人が恐ろしく少ないことを証明している。
問題解決能力に非常に乏しいのが日本の国民の特徴。日本国民の民度が高いと言われるのは、問題が起こる前の予防に長けているという点だ。この点に関しては、秀逸と言ってもいいだろう。勿論、やり過ぎだと思う事も多々あるが、それでも、世界的にみてここまで細かく予測している国民は他にいないと思う。
その弊害が、ここまで細かくサービスを受ける側も、それなりに細かいところまで期待をしてくるという点だ。それが考えることをやめさせてしまう結果となっている。今の日本に必要なのは、適度なバランスだ。コロナを機に大きく日本が変わってくれることを望む。
革新派も基本は同じ考え方
イーロンマスク氏は、イノベイティブな人物だがGAFAのようにITの業界ではない。自動車のようなConsumerが使う商品や、ロケット、ハイパーループ、スペースXなどB2Bやインフラの産業のイノベーターだ。
一見すると店舗を回ることを非効率に思っていそうだが、全くそんなことはなく、どちらかというと、日本の昔からの泥臭い営業に近い感覚を持っている。消費者の声を聴く、現場の声を重視するということに重点を置いている。マスク氏の記事を読んでいると、日本が言い訳大国に聞こえてくる。
現場の人間には、もっと店を回れと叱咤する。現場の人間は必至な思いで客を訪問し何かしらのニーズを持ち帰る。筆者の多くの会社での就労経験からすると、ここまではいいんだけど、この後が社員のモチベーションを下げる。
企業の上層部は、売上を上げることがゴールになっていて、顧客のニーズを満たすということが、ゴールまでの道のりにあり今やれる範囲で対応してあげる、というスタンスが本当に多い。勿論、何でも間でも顧客に合わせていたら利益も出なくなる、という考えも一理あるが、であるなら顧客目線で考えろ、とは言わないで欲しい。
お客は、元来、わがままなものである。
わがままには、多くのニーズが眠っている。面倒くさい、にも多くのニーズが眠っている。二つに共通するのは、「自分ではやりたくない」→「誰かがやってくれるなら」+「リーズナブルなら」やってみたい、というのが顧客心理だと思っている。
自分が客の立場で考えれば分かる。職場であれば、
面倒な作業は外注したい
→ここにお金のチャンスがある
外注先を探したが、全て高い
→業者はここでチャンスロス
結果的に自分達でやることを選ぶ
→一度訪問して高かったところには、なかなか戻ってこない
【営業マン】外注先を探している顧客を見つけてくる
【営業マン】見積もりを出す
【顧客】高いからやっぱりできないな
【営業マン】見積もりの交渉を上司とする
【上司】利益が取れない客は断れ、値段は下げない
ここで上司の言っていることが正しいとする時は、顧客が単に値段を叩いているだけの場合だ。会社の規模にものを言わせ何でもかんでも安く仕入れようとするバイヤーは多くいる。そういう相手には、交渉すらしたくないと思うのが人間の性だが、ここにもヒントが眠っている。
見積もりを聞いた時点で
「えっ、安いんだね」
と思った時は、大抵値下げ交渉はしてこず、そのまま受け入れることが多い。
値下げ交渉をする時は、相場並みの時と、相場を知らずに額面が思っていたより高い場合の2つの場合が殆ど。
経営者のやることは、その感覚で卸せるサービスが提供可能なのかどうかを模索することだ。高いからには、それに伴う何かが困れているからだ。
付加価値という言葉を直ぐに口にするマーケターは多い。しかし、買う側の多くの人が、その付加価値は必要ない、自分が欲しいというものだけを買い、それだけにお金を払いたい、と思っている。
特にミレニアル世代のように、高度経済成長時代の人よりも給料が少ない世代になれば、買うものやサービスを吟味して、必要なものだけ欲しいと思っている。
昔のようにお金を払う世代になって欲しいなら、企業はもっと若い世代にお金を払って雇うべきだ。結局消費を減らしているのは、企業が労働者にお金を払わないか払えない状態が多いからだ。もっと消費者の心の中を研究するべきだろう。
バイヤーと消費者が思うニーズの乖離
世の中には、発売から終売まで一度も見ることなかった商品がかなり多く発売されている。地域限定ならまだしも、全国で販売しているものでもだ。
メーカーは、次から次へと新商品を投入してくる。
卸や店舗へ売込に行くと、バイヤーの判断でこれは売れる、売れないという足切りがある。9割型、他で売れているものを欲しがる。が故にどこの店に行っても、売られているものは同じなのだ。どこへ行っても同じだから、わざわざ店を選ぶこともない。もっと言うならネットで買えばいい。
リテールの楽しみは、回遊をしてぱっと見で、面白そうな商品を見つけて、デモンストレーションで体験して、欲しいかも、という気持ちまで引き上げていくところにある。
最近はPBが出ることで安く買えるようになったのはいいけれど、その代わり、面白い商品に出会えることがなくなった。TV番組と同じだ。TVの裏方もクレーム対応やスポンサーとの兼ね合いで、番組を当たり障りない方向へもっていくしかないのは分かる。それならTV局はもういらない。今は個人でもYoutubeで番組作れている。いっそのこと、TV局がそちらへシフトした方がいい。寧ろ、TV局がYoutubeを思いつくべきだったのだ。
これもマスク氏の言っている通り、店舗や工場を回り、現場の声、消費者の声を聴いて生のニーズを聞き、実現していくべきことを、まず、自分達側で変わりたくない部分を決めて、変わりたくない部分にいくつもあったニーズを排除してきた。それがどこにでもいる上司の姿であり、世の中を変えることは一生ない上司や経営者の姿だ。
近くのAeonの話をしよう。Aeonには多くのスーパーやリテールが買収されている。看板だけが変わって中身は、さほど変わっていないところも多い。変わったことと言えば、PBが置かれるようになっただけだ。今では、どこへ行ってもAeon。AeonのPBだ。
近くのイオンは、Fish売場が小さい。もともと種類も少ないが、夕方に行けば棚の多くは空っぽになる。これは店舗側からすると、廃棄が少ないいいオペレーションと言える。問題は、空になる理由だ。
- 本当にニーズがあった
- それしかないから仕方なくそれを買った
筆者は2だ。時間がある時は、Joyfulにあるジャパンミートに行った方が肉が安くてボリュームたっぷり。イオンのちょっと先に行けば、野菜が安い別のスーパーがある。少し手前にあるというだけでイオンになっている。
立地の条件で顧客獲得をできているイオンは、戦略的に勝っていると言える。しかし、つまらない。折角、最初の関門の立地で客を取り込めているのに、ここまで楽しませられないイオンて何なんだろうと思えてしまう。
イオンとセブンでいいと思う点も上げよう。
両方とも店舗の拡大は早い。サービスの多角化も早いと思った。その一つは銀行だ。セブンもイオンもATMがあり大抵どこの銀行のカードも使えるので、銀行のATMはいらなくなった。セブンに関しては、海外送金もWestern Unionと連携して行える。ここは海外送金がどれだけ行われているのか、よくマーケティングされていると思う。
イオンの銀行に関して、銀行より利息が少し高め。もはや銀行の役割は、融資のみだ。もし仮に、セブンやイオンがメインバンク並みの融資までを執り行えるようになれば、メインバンクもいらない。特に融資課がしていることは、ルール通りにやっているのだから、ある意味AIが出来るだろうし、AIがやれば不正もなくなるだろう。
AIが暴走したら困るが、AIが故障した際に問題を修正するAIもできれば一石二鳥。AIが人間に叶わないとすれば、直観のひらめきやアイデア、創造性だと思う。修理も、理論的なもの。トラブルシューティングは、ソフト面であればAIが出来ていいと思う。
ハード面になれば、修理ロボットが欲しいところだ。どの機械を作るにしても修理ロボットと一緒に開発をする。
いずれにしても、ニーズがあり、それに見合う製品サービスを創造するのは人間でないと出来ないと思う。それが経営者の役割だと思う。
一度サービスが出来上がれば、あとはAIだって出来るだろう。
大事なのは、早い段階で見切って次の時代の波が通れる道を開けてやることだ。もし自分達が追い出されるとネガティブに思っているなら、そう思われない人物になればいい。高齢でも健康であれば、まだ学べる。PCを使えない70歳を100人集めて、毎日朝9時から夕方5時まで、同じタスクをさせてみるといい。必ずできるようになる。人間はそうできているのだから。出来ない人生を創り上げているのは、自分自身であることに気が付きましょう。
ウォーターサーバー会社
ウォーターサーバーの代理店
ウォーターサーバーの販売代理店が非常に乱立している気がする。
とその前に、ウォーターサーバー自体は、筆者は非常に好きというか使っていたいものではある。以前は使っていて、今は新たに引っ越した家の蛇口に備え付けの浄水器がついているから、いらなくなり解約をした。しかし、ウォーターサーバーの方が災害時は役に立つと思う。
と製品自体には肯定的であることを伝えておいて、問題は販売代理店である。
元々、ウォーターサーバーを販売する企業は、大手飲料メーカーもあるが、知らない企業の方が先に出てきているかもしれない。問題は、そのメーカーではなく、彼らが委託している販売代理店だ。
まず販売しているのが引っ越し業者、引っ越しの依頼が来た際に引っ越しを受け完了させる。完了したのを確認して、同じ業者から電話が入り、今度はウォーターサーバーを買わせるといったスキームである。新しい家にサーバーを入れるというアイデアがメーカーサイドにあり、そこに近づくにどうしたらいいかと考え、引っ越し業者に導入をさせるというスキームなのだろう。
メーカー側は、サーバーで稼ぐわけではなく、水の注文で稼ぐスキームなのでリベートを業者に払い、不労所得のように水の注文が自動的に入るという仕組みだ。
問題は、その販売代理店の質が良くない点だ。これは携帯でも同じ。ソフトバンクと書いてあって入店した店は、別にソフトバンクではなく、ソフトバンクより販売を許可された知らない企業だ。たまに態度の悪い接客や友達か!と思うような話し方をする代理店もいて、必ずと言っていい程、購入した後に、「後で接客に関するアンケートが届くので、いい接客だった旨返信して頂ければ幸いです」みたいなことを言う。そんな代理店がいいわけがない。
ノルマがあった
筆者が購入した時は、月に二バンドル購入する必要がある、サーバーは一年間使っていただければ、いつ解約してもお金はかからない、と言われた。
4年使い月2バンドルを購入し続けた。一人暮らしだったので、もちろんだが、災害対策か!と思えるほど、玄関に山積みになったこともあった。1バンドル3800円程したと思う。1ヶ月1万弱の水代は、今考えたら高かったなと思った。早く気がつけばよかったが、お湯も出るので、緑茶をよく飲む筆者には、サーバーの方が楽だったのだ。
いざ解約を決意し、解約の電話をメーカーのウェブサイトのカスタマーサポートへした際に、こんなに定期的に購入してくれる人はいなかったので、非常に残念です、と言われた。
そこで、ノルマは嘘なの?と頭によぎる。
購入した時は、月2バンドルを買う必要があると言われてたので、守ってきたんですが、そうではないんですか?と聞くと、違うんですよ、という返信。様々な代理店がいて、その人たちがマージンを稼ごうと嘘を言っていたんだということが分かった。
その時、とあるアパートに引っ越しをした時に、そこはOOという特定のネット会社でないと契約が出来ないようになっていると言われ、聞いたこともないネット会社と契約した。それはソフトバンクのラインを使ったのだが、色々なオプションがついていて、契約時には、取り外すことが出来ないと言われる。1ヶ月経過したらオプションを外せるようになるので、そこで解除して下さいという営業トークをされた覚えがある。
騙された方が悪いとは思うが、1ヶ月経過すると大抵、オプションを外すのを忘れている。またオプションを外したことで、無料サービスがなくなり、逆に高くなるケースもあったりする。本当に携帯会社のやりたい放題には、ほとほと疲れる。
いずれにしても、ウォーターサーバーも、飲料とは全く関係ない会社からオファーが来る。引っ越し業者の他には、電気会社だ。今では、電気とガス会社を選べるようになった。年間て2万行かないほど安くなる微々たる安さだが、自由に選べるようになった。
今度は、その代理店が売上を欲しさに、ウォーターサーバー等の売込を始めている。代理店の良くないところは、売上さえ上がればいいので、ブランド毀損になることなんて怖くないところだ。やばくなれば、販売権を取られるかもしれないが、だからと言って、他を探せばいい。あるいは、他の売込できる製品を探せばいいだけだ。
代理店は、メーカー側にとって良くて、消費者側にはうざかったりするものだ。ウォーターサーバーの売込は最近増えた。それだけ競合も増えたかもしれないが、メーカーには、普通に販売して欲しい。代理店に任せるにしても、メーカーの責任で、ショップ等を期間限定で起き、その運営を代理店に任せるならまだいい。
しかし、電気会社や引っ越し業者のように、もはやメーカーの監視下に置かれなくなった状況で広げられても、メーカーにとっていいだけで、消費者にとってみれば、いらないオプションをつけられうんざりだ。
ブロードバンドの設置も同じ。ブロードバンドを引っ越し業者のを受ければ、引っ越し代金がかなり安くなる。それはバックマージンを貰っているからだが、そこに得体のしれない、最初は解除できないオプションが一杯くっついている。
昨今、携帯料金の件で政府が介入してきたが、ブロードバンドも同じように介入して欲しい。昔の財閥解体のように、通信企業解体をして欲しい。
普通に代理店を通して販売するのを法律で禁止してくれさえすれば、それでいい。ソフトバンドなら、ソフトバンドが店を開くかしないと販売してはいけない。通信会社としては、定期的に接客に不正がないかを確認しているかもしれないが、それがいわゆる契約後の電話である。そんなもの、相当なことがない限り、皆、問題なかったという。形式で答えないといけないんだから。しかし、そのアンケートで接客はよかったと言わせる代理店ばかり。ミステリーショッパーをして代理店の質を調査するべきだ。
皆さんも気を付けて下さいね。