正社員に拘束時間はいらない

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喫煙者には更に耳が痛い仕組み

自分が喫煙をやめてから、確かに同様のことを想うことは何度もあったけれど、喫煙者に悪い思いはない。自分が元喫煙者だったからというのもあるが、どちらかというと、ここまで喫煙者がさんざん言われる割に、駅やストリートで吐き散らす飲酒者は非難をされないのは何かがおかしいと思っている人間の一人だ。

喫煙者がここまで嫌われているのは、社会全体がそういう方向へもっていく動きがあるためでしかない。筆者が子供の頃は、今以上に喫煙者も喫煙できる場所も多く、TVCMもあったことから喫煙=格好良さみたいなものがあった。今も昔も煙の臭いは同じで、たばこの影響も変わっていない。もっと言えば、女性の喫煙者は減りもしていない。

あれだけ男性の喫煙者が減っているのに、恐らくヤニカスと言われている対象は男性が多いことだろう。女性は、喫煙に行った後でも、それほどたばこ臭くないエチケットをしている人が多いように感じる。あまり匂わない。

たばこを吸う事も立派な個人の権利

非喫煙者からすれば不満が上がるのは非常によく理解できるが、たばこを吸う事もお酒を飲むことと同じくらい個人の権利で、たばこによる被害が嫌だからということでたばこが嫌いになり不満を想うのだとすれば、交通事故が増えたから車を運転している人を嫌うのと同じレベルだ。タバコを吸っている限り、副流煙のリスクと肺がんのリスクがある。車を運転していても交通事故のリスクが常にある。運転しなければ交通事故は起きないと同じことだ。だから、たばこでも尊重しなければいけない権利の一つなのである。

代償として高いたばこ税を払ってTrade Offしている。それは酒税や自動車にかかる税でも同じことは言えるだろう。税金は国の財源で、たばこも吸い、酒も毎日飲み、車も所有している人は、その3つをしない人よりも国税に貢献していることは否定できない。

拘束時間が決まっているから不満に思う

どれだけの人が時間給で働いているかは分からないが、正社員は、何時間働こうが正規な残業代なんて払われないのが通例なら、打刻とかなども必要なく拘束時間を持つ必要はないと思う。

そもそも年俸制でもらっていることが多い筆者からすると、打刻をする意味が分からない。もちろん、監査の観点で打刻が必要かもしれないが、実際は働いているのに、ある時刻になると打刻をして、引き続き仕事をしている人が見受けられる。

打刻をしたら、PCがONにならない、くらいのシステムにしなければ、こっそり仕事をする社員はいるし、上司も引き続きボランティア残業をさせるだろう。

不満を想う非喫煙者も、好きな時にきて好きな時に帰ればいいのだと思う。例えば13時に会議があり、それより前に必ずしも出社している必要がない場合は、会議に合わせて出社すればいい。そもそも9時に来たからといって、仕事が進んでいる保証などない。上司が職場にいれば仕事をしていると思い込んでいるから、そういう弊害が起こるのだ。全ては上司改革。その改革の前に社長改革が必要。

リモートだとさぼる人間がいるという社長がいる会社がいる一方で、前者永久にリモートワークという会社もある。しかも同じような業種の会社同士だ。とすれば、客観的に見て物理的にリモートが出来るのに、したくないという感情でしていないということを証明してしまっている。

生産性の高い人が得をする仕組みであればそれでいい

若い非喫煙者が不満に思うのは、昔からという理由だけで上司で喫煙をして仕事に従事していない時間が長いのに給料を多く貰っているという理由だろう。

会社は、若い人の評価において拘束時間で打刻などをして働いた証拠を物理的に取るのではなく、給料に対してあげた売上の%の高さで評価をしてあげたらいいんだと思う。その結果、生産性が上がっているなら昇給をさせる。昇給すれば、同じ売上であれば生産性が落ちるわけなので、より多くを売り上げなければ次の昇給は難しい。

しかし、これが一番、貰っている給料に対しての生産量に対する対価だと思う。

この方法であれば、高給取りの上司がいくらたばこを吸いに行こうが、売上を出せなければ昇給もない。何かに挑戦をしなければ昇給は望めないという縮図になる。

会社も昇給に関してはケチらないことがキーになる。結局300%程の生産を出したとする。昇給が年間で5万とかになった場合、やる気は出ないと思う。昇給が嫌なら、ボーナスでケチらない。それが若い人に納得させらる仕組みだと考える。

リセットもすべきだと思う

企業には誰でも2つの理由で雇われていると思う。最初は、ほとんどの人が機能価値という観点で雇われていく。兵士で言うと傭兵だ。確実に結果を残してくれるだろうという価値にお金を払って雇う。

そのうち、数字がコンスタントに出せなくなる時期もあるだろう。そうなれば、機能価値は下がるかもしれないが、人として価値のある存在価値というものに焦点があつまる。会社には2種類の人間が必要だ。もちろん、ビジネスオーナーが機能価値のみで十分という場合には、機能が出せない場合は解雇されることも念頭に入れなければならないが、実際には営業以外の部署も多くあるわけで、存在価値のお陰で組織づくりが上手くいくことは多々あるだろう。

ただ、よく記事に出る説得力のある説明もないでリモートワークは機能しないと新たな試みをしようとしない経営陣には、社会はリセットをしてもいいと感じる。昔ながらの商いが続く日本では、古くからのやり方の方がやりやすいという人も多い。それが故に発展が遅れている部分がある。

古のやり方、事業、企業は、存続をしても、増えはしない。増えはしないものに投資家が投資をするだろうか?上場企業は、投資家のお金で会社を活かしている。いわば投資家が直接できない代わりに、お金を対価としてニーズを叶えているのだ。

オーナー企業がリモートをやらないというのは、自由。自分のお金なのだから。しかし、上場企業は、将来的に利益を継続的に増やせることに投資をしているので、自分の感情で決断をしてはならない。

今回喫煙所の入口がデジタル管理しているという試みはいい試みだと思うが、犯人捜しのための試みだとするならば、この会社にも未来は見えない。喫煙所には、機密書類があるわけではないのだし、そこをデジタルで入出管理をするなら、全ての部屋にこの仕組みをつけなくてはならない。いずれにしても、何か一つの欠点を探すために努力をするのは無駄な努力だ。

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